王国の観衆も魅了したイタリア戦…日本は世界に追いついたのか

 

 試合の中心は、間違いなく日本代表だった。

 イタリア代表に3-4と競り負けて2連敗でグループリーグ敗退が決まった一戦ついて、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は、「決して負けていない内容だった」と語り、母国の伝説の試合になぞらえて満足感を示した。

「1970年のワールドカップを思い出した。(準決勝の)イタリア対ドイツ(当時西ドイツ)戦で4-3と勝利した試合だが、イタリア人は常に思い起こす。今夜も非常にエキサイティングだった。常にスコアが動いたからね」

 敗れればグループリーグ敗退が決まる背水の陣となった中、日本は為す術なく敗れたブラジル戦から一変し、序盤から一気に攻勢をかけた。地元ブラジルの観衆も、日本の前に出る姿勢に呼応するかのように、歓声を上げる。一方、イタリアは守勢を余儀なくされた。受け身に回ったことで、日本のプレスを回避して何とかボールをキープしても、観客からのブーイングの嵐に見舞われる事態にも陥った。

 そして、日本が試合開始から主導権を握り、ブラジルの観衆の心をもつかんだ結果、先制点が生まれる。
(略)
 
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サッカーを通して見える国の違い・・
 
勝つか負けるかの勝負の世界だけど・・
言うなれば、それだけの世界のはずなんだけど・・
 
そのバックで応援してくれるものに感動してしまう。
 
ブラジルってこんなに親日の国だったんだ・・滂沱。