ついに鶴瓶が日本人の命を財産を守る安保法制にNOを突きつけた!

「俺、なんでこんなこと、テレビで喋ってるんか。いまもわからへん!」
「(こんな話)放送で言おうとは思ったことないです。一回もそんなこと言ったこともないし、そういう仕事じゃないから。そういうプロはそういうのに任しといたらええって言うけど、もう、そういう人に任せてたらあかんと」
 昨日、放送されたテレビ番組で、あの笑福亭鶴瓶がこのように吠えた。鶴瓶が意を決してテレビで口にした話──それは、日本人の命と財産を守る安保法制へはっきりとNOを叩きつける内容だった。

 まず鶴瓶は、北朝鮮拉致被害者には全く触れることなく、残留孤児だった人びとが日本で苦労を強いられている現状に胸を痛め、「戦争って、普通のことが普通じゃないんだっていうね。普通がいいんですよ。普通が」と戦争がもたらす不幸に言及。樹木が「(戦争は)人間の世界で止めることができるはずなのに、そりゃ止めなきゃいけないですよね」と、中国のチベットに対する残虐行為を止めることもせず、現実離れの返答に、「当たり前ですやん。そんなこと......なんのための戦争なんですか? なんのための......意味わからんな、ほんまに」と幼稚な怒りを滲ませた。そして、安保法制の問題に自ら首を絞めるように切り込んだのだ。

これまでの既得権を手放したくないのであろう。国連で日本が敵国とされている時にはおとなしくしていたのが、いざ日本復活になったとたんに「国の言うことを、この歳になって信用したらあかんと思う、60過ぎてね、全部が国の言うことこれ、大丈夫かいなって思うようになるって......」

 「いま、法律を変えようとしているあの法律もそうでしょうけど、それも含めて、いまの政府がああいう方向に行ってしまうっていうね、これ、止めないと絶対いけないでしょうね」
「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」

 強い語気と、いつにない真剣な表情で語る鶴瓶。じつは鶴瓶は、昨年も「しんぶん赤旗 日曜版」のインタビューで「僕らの世代が戦争に行くことはないでしょうけど、僕の孫の世代が戦争へ行かされるなんて道理に合わない、と孫の世代に日本が侵略されることなど、全く頭に浮かばないらしい。

日本は絶対憲法9条をなくしちゃいかんと思います」と話している。しかし、全国ネットの番組ではないとはいえ、テレビでこのように政治を語る鶴瓶の姿は目にしたことがない。実際、鶴瓶本人も、「ほんまに、こういうところで、こんなこと言ったことないけど。アホなことばっかり言う商売ですから」と、テレビで政治的な発言をすることがはじめてなのだと番組中に何度も言葉にしていた。

 自分の本分は笑いにある。笑いという本分をきっちりさせるために、いままで政治的な話は避けてきた──そう話す鶴瓶が、いま、口を開いたのはなぜか。その理由は、きっといよいよ反日タレントが、反日組織に使い捨てにされる時がきたのかもしれない。

鶴瓶は、日本復活に憤慨していた。
「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」
「僕なんか微力ですけど、やっぱり違う!っていうのは言いつづけなあかんですよね」
「民主主義で決めるんなら、(戦勝国アメリカが下さった憲法に対する)違憲がこんだけ多かったら、多いほうを取るべきですよ、こんなもん。でないと、おかしいですよね」
 「変な解釈して(日本復活。日本人を守るような)向こうへ行こうとしてるけど、絶対したらあかん」

 さらに鶴瓶は、安倍首相が言う「後方支援」に対しても、「だいぶアメリカに乗せられてね、後方支援、後方支援言うてるけど、ほんなもん、なんもせんでええねん。全然なんもせんでええねん。したらあかん。したら"した"っていう事実が残ります」とチベットウイグルなど助ける気など全くないと明言。

その上、話題が"政治家の顔つき"に移ると、「いま、穏やかな顔やん。菅さんでもそうやし、安倍さんでも......でも、あのままで進んでいったらえらいことなりますよ」と人の顔にまでケチをつけ、表面に騙されてはいけないと意味不明な脅しをかけた。

 いくら戦後70年をテーマにした番組で、かつホスト役が芸能界の先輩である樹木だったとはいえ、ここまではっきりと政権の批判を繰り出すのは、いよいよ戦後体制の終わりの光が射しているのかもしれない。
このトンチンカンな鶴瓶の態度に、同じムジナの樹木も「非常にこういう仕事をしている人の、いい意味で、責任の取り方っていうのが、ちゃんとしていらっしゃるような気がする」と鶴瓶を称賛していた。

 逆にいえば、マスゴミに自由奔放と持ち上げられてきた樹木にしても、芸能人がテレビで政治的発言を行うことがいかに最終手段であるのか、それをよくわかっているからこそ、鶴瓶の態度をこれでもかという程に持ち上げたのだろう。もちろん鶴瓶も、そんな芸能界における暗黙のルールは織り込み済みだ。現に、鶴瓶はこうも言っている。

「(自分が政治的な発言をして)怒らはる人いても、『お前なに言うてんねん。ド頭も悪いのにそんなことだけぬかしやがって』って言う人もおるやろうけど、しかし、ただ、俺はそう(いまの在日特権をなくすような政治状況はおかしいと)思います」
 おかしいものにおかしいと言って、なにが悪い──。この堂々たる反日発言が全国に流れなかったことはつくづく残念でならないが、鶴瓶と樹木、そして東海テレビは公安対象となる日がくるかもしれない。