血統書付きの子犬を飼える余裕のあるのが難民

戦火を逃れて旅をする「難民」。最近、ニュースでもたびたび取り上げられています。生きるためにシリアからギリシャへと向かう一行。その中に、シベリアンハスキーの子犬を飼っている少年の姿がありました。

シリア難民の1人であるそうだ。彼はシリアからギリシャの島レスボス島までの500kmに及ぶ道のりを歩いて来たのだそう。しかし、彼は子犬を入れたケージを抱えてやってきたのでした。

Roseと名付けられた小さな犬。彼はRoseのほかに小ぶりなバックパックしか持っていなかったのだとか。携帯は持っているかもしれないが。
道中、「犬を連れて行けない」と言われたという彼は、Roseのパスポートまで取る余裕もあったそうだ。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のインタビューで、彼はRoseの存在について「この犬のことが大好きで、自分には必要なもの」と語ったそう。

日本の住宅事情では、どんなに子犬が欲しくて辛抱している子が大勢いる。
自分には必要なものだと子供が訴えたとしても、泣く泣く諦めるのである。

雑種の子犬でさえ、飼えない環境にいることに涙をこらえている日本の子供達。

難民の子供達は、シベリアンハスキーの子犬こそが自分には必要なものだと主張できる環境にいるんだね。


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こちらが原文↓

戦火を逃れて旅をする「難民」。最近、ニュースでもたびたび取り上げられています。生きるためにシリアからギリシャへと向かう一行。その中に、小さな命を抱えて旅をする少年の姿がありました。

シリア難民の1人である、17歳の少年Aslan君。彼はシリアからギリシャの島レスボス島までの500kmに及ぶ道のりを歩いて来たのだそう。しかも、彼は子犬を入れたケージを抱えてやってきたのでした。

Aslan君が連れていたのはRoseと名付けられた小さな犬。彼はRoseのほかに小ぶりなバックパックしか持っていなかったのだとか。Aslan君は自分のための荷物を減らしてでも、犬と犬のための食料や水を持っていくことを選んだのでした。道中、「犬を連れて行けない」と言われたという彼は、Roseのパスポートまで取ったのだそうです。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のインタビューで、彼はRoseの存在について「この犬のことが大好きで、自分には必要なもの」と語ったそう。誰にとっても掛け替えのない存在がありますが、Aslan君にはRoseだったのでしょう。Roseを大事そうに抱えて微笑むAslan君は、まるで困難の中にも希望があることを語っているようなのでした。
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本当に難民・・・?