「お父さんとお母さんと同じ名字がいい」

4日は最高裁大法廷で夫婦別姓(氏)をめぐる訴訟の弁論が開かれるとあって、日経新聞朝日新聞の朝刊1面コラムが、それぞれこの問題を取り上げていた。夫婦別姓に賛成・推進する立場で書かれたこの2つのコラムを読んで感じたのは、立論の前提、出発点が異なり、議論がかみ合わないもどかしさだった。
 「誰かに迷惑もかけない。コストも知れている。歩みの遅さを合理的に説明するのは難しい」
 日経はこう書いていたが、夫婦別姓論議でいつも気になるのが、当事者である子供の視点の欠落だ。子供の意見を反映した調査がなかなか見当たらないので少し古くなって恐縮だが、平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を引用したい。
 それによると、両親が別姓となったら「嫌だと思う」(41・6%)と「変な感じがする」(24・8%)との否定的な意見が、合わせてほぼ3分の2に達している。一方、「うれしい」はわずか2・2%しかいなかった。

 また、20歳以上の成人を対象とする内閣府世論調査(24年12月実施)でも、夫婦の名字が違うと「子供にとって好ましくない影響があると思う」と答えた人が67・1%に上り、「影響はないと思う」(28・4%)を大きく上回った。
 夫婦別姓というと、両性が納得すればいいと思いがちだが、夫婦が別姓を選択した場合、子供は必ず片方の親と別姓になる。ことは夫婦のあり方だけの問題ではなく、簡単に「誰かに迷惑もかけない」と言い切れるような話ではない。

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子供なら、そう思うと思う。

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大人の身勝手をゴリ押しする理由は?

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いっそ、自由にすればいい。
誰が自己中か印をつけるようなもんだよ。

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