まるで、天照大神

レジェンド(伝説)」と呼ばれる葛西が、ついに個人種目で銀メダルをつかんだ。
 W杯個人総合で3位につける勢いに乗り、冬季五輪最多となる7度目の大会で「調子がいいので金メダルを狙う」と挑んだ。頂点には届かなかったが、大仕事をやってのけ日本選手団主将の責任を果たした。
 W杯個人戦で積み重ねた出場試合は1989年の初挑戦以来、443試合。日本男子選手最多の通算16勝を誇り、ジャンプが盛んなドイツなどでの知名度は抜群に高い。
 五輪では個人種目の表彰台に立ったことがなかった。長野の団体制覇もメンバーではなかった。
 直前のけがや重圧のために力を発揮できず、「悔しい思いばかりしてきた」という。「ガラスのエース」とも呼ばれた男は40歳を超え、心技体がかみ合った。(共同)
 
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まるで、日本を照らしてくれるよう・・