【中日新聞】もダメだね

中日新聞】 「名門一族の御曹司安倍晋三氏が新総裁に選ばれた。美辞麗句好きで、勇ましい発言を連発するのは、周知のことだ」


落語家の前座修業というのは文字通り、雑巾がけらしい。先代の柳家小さんの家では廊下や門はもちろん、
師匠の下駄(げた)の歯までを弟子たちが磨き上げた

▼ちょっとでも手を抜けば、どやされ、ひっぱたかれる。「押し売りの帰し方がよくねえ」と叱られ、
肌襦袢(じゅばん)の背を通りに向けて干しただけで、たしなめられる。「世間に背を向けるとは何事か」

▼そうやって鍛え上げられた柳家小三治さんが、振り返っている。「こういう身体を通した修業で知ったことがあった。
これを知っていると、洗濯物ではなく、人様に対する気持ちとして、背中を向けないというようなことを覚えるんじゃないですかね。
修業が生きてるんです」(『ザ・前座修業』NHK出版)

▼雑巾がけは政治家が大好きな言葉だけれど、さて、この人はどんな修業をしてきたのか。
自民党総裁選を戦った五人はそろって世襲議員だったが、中でも名門一族の御曹司安倍晋三氏が新総裁に選ばれた

▼美辞麗句好きで、勇ましい発言を連発するのは、周知のことだ。多くの人がいま知りたいのは、本当にこの人に国民の生活が分かるのか、
失業や貧困の苦しさを理解できるのかということだろう

安倍氏は五年前の秋には突然、首相の座を放り出した。今度は本当に国民に背を向けぬ覚悟があるのか。
還暦を目前にした元若旦那の変貌ぶりをとくと拝見しよう。

中日新聞 2012年9月27日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2012092702000079.html
 
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中日新聞、おまえもか・・。
あぶり出されますね~