小沢氏「考えるところある」 大勝利再びか 「院政」阻止か

甘いですね。小沢さん。

選挙の前に幹事長辞任で、国民が民主党に投票すると思っているのですか。

小沢さんが議員辞職したって、民主党には投票しないでしょう。

カネと政治の問題だけではないことに、多くの国民は気づいていますよ。

私は、西松建設の時には、小沢さんが悪いことをしているなんて思っていなかったし、
辞任までして小沢さんはえらいなと思っていたのですから・・・。

しかし、小沢さんの化けの皮は剥がれました。

まんまと騙されていた自分が情けない・・・

-----------------------------------------------------------------------------------------
小沢氏「考えるところある」 大勝利再びか 「院政」阻止か
2月24日7時56分配信 産経新聞


 長崎県知事選での民主党推薦候補の敗北を受け、民主党小沢一郎幹事長が22日の正副幹事長会議で「私自身について考えるところもある」と発言していたことが分かった。幹事長辞任に含みを残した発言に政府・与党に波紋が広がり、23日は閣僚から小沢氏の自発的辞任を婉曲(えんきょく)に求める声が相次いだ。小沢氏は昨年5月に西松建設の違法献金事件にからみ代表を辞任し、これが衆院選の地滑り的勝利につながったことから、夏の参院選を前に「二匹目のドジョウを狙うのでは」との憶測も絶えない。

  [表で見る]「反小沢」マグマ蓄積 世論調査に民主は動揺

 「幹事長の仕事は選挙が最も大事だ。どうすれば参院選に勝てるのか(小沢氏が)総合的に判断すると思う」

 小沢氏と距離を置く前原誠司国土交通相は23日の記者会見でこう述べ、小沢氏の自発的な“けじめ”を暗に求めた。

 枝野幸男行政刷新担当相も、長崎県知事選の大敗の原因を「現在の民主党や3党連立政権の状況について、(有権者が)残念ながら十分な信頼と期待を寄せていないということが背景にある」と指摘。「信頼と期待を取り戻すため何が必要であるかということは当然、力のある政治家であれば、ご認識を十分されていると思う」と述べた。

 鳩山由紀夫首相は22日、長崎県知事選の敗因について「やはり政治とカネの問題があった」との認識を示しながらも、「私どもとしてはこの体制でいくということだ」と述べ、参院選も「小沢幹事長」で臨む姿勢を示している。

 にもかかわらず、閣内から小沢氏の続投に懐疑的な声が出始めたのは、22日の正副幹事長会議での小沢氏の発言が一気に政府・与党に広がったためだ。

 党内にはもともと、「参院選前に小沢氏の幹事長辞任の可能性もある」(政府関係者)との見方があった。小沢氏には昨年5月に代表を辞任し、衆院選勝利に導いた「成功体験」がある。参院選直前に幹事長を退いて院政を敷き、参院選勝利後に復権するシナリオを描く可能性は否めないからだ。

 だが、これに乗じて「脱小沢」を画策する動きも出かねない。その中心的存在になりそうなのが仙谷由人国家戦略担当相だ。

 仙谷氏は23日の記者会見で「政党は(選挙の)結果がいいときも悪いときもあるが、きっちりとした総括をすべきだ。今度の選挙(長崎県知事選)もそういうことを分析して次の選挙に備えるべきだと思う」と述べ、「総括」という言葉に小沢氏批判をにおわせた。仙谷氏は22日にも「昨年の千葉、秋田(両県知事選)で負けたころと状況が似通ってきた」と発言し、世論の今後の動向にアンテナをめぐらせる。

 仙谷氏は前原氏や枝野氏の後見役として知られ、閣内では長妻昭厚生労働相福島瑞穂消費者・少子化担当相とも関係が近い。小沢氏に近い勢力は仙谷氏らの動きにいら立ちを募らせており、政府・与党内の神経戦はますます激しくなりそうだ。

 ■首相「一体が大事」

 鳩山由紀夫首相は23日夜、前原誠司国土交通相らが小沢一郎民主党幹事長の自発的な辞任に期待感を示したことを受け、「大事なのは内閣が、与党と民主党と一体となって行動することだ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。