鳥越の出馬の意義

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鳥越俊太郎の功績


鳥越俊太郎の社会的な評価は、「知性も人間性も十分備わった、やり手のジャーナリスト」だった。いわば、サヨクジャーナリストのエリートで、そういう人間として下に置かないよう扱われ、本人もそういう人間として社会に言論を放ってきた。これまでは。

都知事選に出馬してから、鳥越の程度の低すぎる人間性が次々と明らかになった。もはや知事云々ではなく、人としてどうなのかと疑うレベルも通り越し、完全にダメ人間と認定され、社会から排除される段階に達してきている。

鳥越は最初からダメだった。参院選のリベンジ、知事権限を私物化した国政代理戦争というふざけた出馬動機は、反アベプロ市民らから拍手喝采を受けたが、多くの普通の都民には「あれ、こいつは何だかおかしいぞ?」と疑念を抱かせた。

反アベスローガンを並べるだけで都政政策はゼロ、それを指摘されると「ジャーナリスト歴50年だから、政策作りは3日もあれば余裕」と豪語した。彼は「さすが鳥越!」と賞賛されるとでも思ったのだろうが、世間は「都政なめてんの?」と不快に思った。

ほどなくして文春砲が炸裂した。14年前に犯した女学生への強制猥褻事件だ。これについて、鳥越の対応は最低最悪だった。

ジャーナリスト歴50年、言論には言論で対応せよ、言論の自由を守れ、公人は説明責任を果たせ、そう自己正当化して好き放題に言って書いて、さんざん他者を攻撃してきたくせに、いざ我が身に降りかかると態度を豹変させた。

言論には言論のはずが直ちに訴訟を起こし、政治家の常套手段「訴訟中」を理由に一切の説明責任を放棄した。訴訟相手は文春社でなく文春編集長個人、スラップ訴訟的な嫌がらせ、言論萎縮の効果を狙った卑劣な訴訟としか言いようがない。

そもそも、都知事選の発端となった舛添問題では、舛添が「厳正なる第三者の目」を理由に説明責任を放棄したことが、人々の大きな批判を招いた。鳥越のトンズラはそれと同じだ。どうして、こんな簡単な理屈も分からないのだろうか。

鳥越は「事実無根」と主張している。しかし、弁護団は、被害者女性の存在、別荘に連れ込んだこと、被害者女性との「話し合い(=示談)」が行われていたことなど、諸々の情報は事実と認めており、強制猥褻の一点だけを認めていない。

文春記事のほとんどが事実で、示談交渉までしておきながら、「猥褻行為だけはしていません!」なんて言われても、いったい誰が信じるだろうか。噂によると、文春記事について野党4党と鳥越が協議し、そこで鳥越は事実を認めたとされる。

4野党はこの問題を封殺するため、「訴訟中なので説明できません」の即日告訴案を出し、鳥越には「事実無根」で押し通すよう指示したらしい。あくまで噂だけど、現実の流れを見てもいかにもありそうな、信憑性の高い噂話だと感じる。

鳥越の口を塞ぐ一方で、共闘野党は「50年前の事件で選挙妨害するとはケシカラン!」と文春を批判していた。50年前でなく14年前だし、強制猥褻を「昔の話」で免責するのは、女性の人権や従軍慰安婦にご熱心なサヨク野党が言うことではあるまい。

で、鳥越の言論放棄は好色選挙法違反問題だけでなかった。討論するとバカがバレるから、テレビ・ネットの討論会を相次いでドタキャンした。ドタキャンだけでも情けないのに、「十分余裕を持って辞退を知らせた!」と逆切れし、さらに男を下げた。

聞く耳を持つ」も鳥越のウリだった。聞く耳を持つかどうかは有権者が判断することなのに、自画自賛で悦に入るのはサヨク全般に見られる悪癖だ。しかも、その根拠は「ジャーナリストとして50年、人の話を聞いてきたから」と言う。

人の話に耳を傾けることと、取材で人の話を聞くことは、似て非なる性質のものだ。鳥越はバカなので、対話と情報収集の区別がつかないらしい。また、話を聞いても理解出来ねば無意味なわけだが、鳥越が理解出来るとは到底思えない。

記者会見のやり取りを見ていると、記者の質問が聞こえずに聞き返したり、質問の趣旨と異なる返答をする場面が非常に多い。老化で耳が遠くなったか、痴呆政治家なのか、単にアホなのか、あるいはその全てなのか、とにかく酷い有様だ。

庶民派アピールも最悪だった。深夜のサイゼリアで900円の食事(たらこスパ・サラダ・グラスワイン)をして、共闘議員らと「サイゼで900円の食事が分かる庶民派は鳥越だけ!」と自慢していた。

麻生氏らの「ホテルのバー問題(問題ではない)」が起きたとき、民主党白木屋(安いチェーン居酒屋)で会合を開き、それを御用メディアに報道させて、「国民目線!」などと庶民派アピールしていたが、それと全く同じだ。何も成長していない。

しかし、有権者は成長しているから似非には騙されず、鳥越が数年に一度のペースで高級外車を買い換えていること、別荘も持っていること等が暴露され、その情報はネットで急速に拡散されている。サヨクの薄汚い人間性は、見事に断罪された。

余談だが、ある一般ネットユーザーが、鳥越支援議員(民進党)のSNSでグラスワインの値段を指摘したところ(100円のはずが190円になっていた、本当にサイゼに行ったのか?と疑問を呈した)、その議員は即座にユーザーをブロックしたそうだ。

鳥越らサヨク連中の「言論の自由」や「聞く耳」など、所詮は口先だけなのだとよく分かる。ちなみに、このエピソードは噂でなく事実だ(と思う)。SNS出禁を食らったユーザーは、証拠画像を確保してブロゴスに公表していた。

「ガン・サバイバー問題」も人々を呆れさせた。小池候補が「病み上がり」と発言すると、鳥越は過剰反応を示した。火病を起こし、「ガンサバイバーに対する冒涜だ!差別だ!」と激怒した。しかし、鳥越は安倍総理批判に病気を利用していた。ほんとクズ。

さて、「東京都の政策ごとき3日で作れる」と大見得切った鳥越だが、最近の「政策」を聞くと、「脱原発(を国に働きかける)」とか、「離島の消費税率を減税(を国に提案する)」とか、相変わらず世迷い言ばかりで、まともな都政は語っていない。

宇都宮氏の政策資料を全て受け継いだのに、たぶん目を通してすらもいないのだろう。まあ、読んだところで理解出来るとも思えないが。おそらく、鳥越がまともに都政を語ることは最後まであるまい。第一、鳥越がその必要性を感じていないだろう。

報道によると、最近の都知事選の情勢は「小池リード、増田猛追、鳥越ダウン」とされる。鳥越の支持は減っており、特に女性の支持を減らしているそうだ。伸びないなら分かるが「減る」は珍しい現象で、都民が鳥越の正体を知った結果だろう。

今回の都知事選は、善人面したサヨクジャーナリストの化けの皮を剥ぐ選挙になったと思う。鳥越の名前は地に落ち、同時に、彼を褒め称えていた反アベ連中の評価も暴落しただろう。そういう意味では、鳥越の出馬にも大きな収穫があった。

鳥越は国賊ジャーナリストだったが、最後の最後に良いことをしてくれたのかもしれない。もちろん、本人や支援者らが望んだことではあるまいが(笑)。

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