ホットヨガって怪しい・・

ホットヨガのカリスマ、セクハラでおよそ9億円の賠償命令


ホットヨガのカリスマ」といわれる人物が、日本円でおよそ9億円の賠償命令を受けた。
理由は、セクハラ。
日本にも、執拗(しつよう)な誘いを受けたという女性がいた。
サングラス姿でリゾートを満喫する男性は、まるで映画のワンシーンのよう。
一方、黒いビキニパンツにちょんまげヘア。
一度見ると忘れられないほどの印象を残す、この男性は、サングラス姿の男性と同一人物。
ホットヨガ界のカリスマ、ビクラム・チョードリー氏(69)は、ある女性にセクハラで訴えられ、アメリカ・ロサンゼルスの裁判所から、巨額の賠償金を支払うよう命じられた。
その金額は、およそ740万ドル。
日本円にして、8億9,000万円にのぼる。
訴えたのは、彼の元弁護士のミキ・ジャハ・バードンさん。
チョードリー氏から、ひわいな言葉などによるセクハラ行為を受けたほか、不当解雇をされたと主張した。
チョードリー氏が、ほかの女性に行ったセクハラ行為の調査を、バードンさんが始めようとしたタイミングで、解雇されたという。
バードンさんは「(彼からの脅しに)すごくおびえていたの。わたしの娘も同じようにね」と話した。
賠償命令が下された日、カメラの前をスーツ姿で足早に立ち去ろうとするチョードリー氏の姿があった。
チョードリー氏は「もう俺に構わないでくれ!! お願いだから」と話した。
チョードリー氏は、アメリカの高級住宅地・ビバリーヒルズに、プールつきの豪邸や数々の高級車を持つセレブとして知られてきた。
世界60カ国1,500以上のビクラムヨガスタジオを展開するチョードリー氏は、ビクラムヨガの創始者であり、ホットヨガブームの火つけ役。
日本でも、人気が高い、ホットヨガ
普通のヨガとはどう違うのか、スタジオのスタッフらに集まってもらい、実演してもらった。
室内は、高温多湿に設定し、文字通り、ホットな環境でヨガを行うと、体の柔軟性が増すだけでなく、発汗を促しやすくなるという。
体験した福井慶仁キャスターは「10分しかやっていないんですけどね、すごいわ、この汗」と話した。
その、ホットヨガのカリスマという自分の立場を利用し、チョードリー氏は、自身の生徒やインストラクターに対しても、セクハラを行っていたという疑惑も持たれている。
その魔の手は、日本人女性にも伸びていた。
セクハラ行為で、およそ8億9,000万円もの賠償金を支払う命令が下された、ビクラムヨガの創始者、ビクラム・チョードリー氏。
その教えを受けたことがある、ヨガインストラクターの中山 みゆきさんは、自身も執拗(しつよう)に誘われたことがあるという。
中山さんは「わたしには関係ないことだと思っていたが、わたし個人に連絡が来るようになって、毎日電話が来ていました。1回か2回、ハワイにおいでって。とうとう、バレてしまったんだなっていう感じですけどね。彼が、お気に入りの女性をそばに置いておくというような感じはあった」と話した。
チョードリー氏のアプローチに嫌悪感を感じた中山さんは、その誘いをきっかけに、距離を置くことにしたという。
渦中のカリスマ・チョードリー氏は、セクハラなどで、ほかにも6件の民事訴訟を起こされている。

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