日本人であれば、だれでも4番まで知っているのではないですか?

【「日本では1番と2番しか知りませんね」というと、台湾の学生たちは怪訝(けげん)な顔をしていました。「日本人であれば、だれでも4番まで知っているのではないですか。私たちは毎年、卒業式で『蛍の光』を4番まで歌っています。日本の伝統だと思っています」とのこと。】

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蛍の光』の歌詞と解説


一、蛍の光、窓の雪
書(ふみ)読む月日、重ねつつ。
いつしか年も、すぎの戸を、
開けてぞ今朝は、別れ行く。

【解説】蛍を集めた光や雪の明かりを頼りにして、貧しくとも共に苦労して勉学に励んできた友よ、いよいよお別れの時が来ましたね。


二、止まるも行くも、限りとて、
互(かたみ)に思う、千萬(ちよろず)の
心の端(はし)を、一言に、
幸(さき)くと許(ばか)り、歌うなり。

【解説】学舎にとどまる人も、また学を修めて卒業し、旅だってゆく人も、今日を限りと思って、お互いにかわした心の架け橋、永遠の絆を、無事にあれとばかりを念じて、この歌の一言に思いを託して歌います。
※「かたみにおもう」=お互いに思う 「さき(幸)く」=無事に


三、筑紫の極み、陸(みち)の奥、
海山遠く、隔つとも、
その眞心(まごころ)は、隔て無く、
一つに尽くせ、國の為。

【解説】九州の端や東北の奥まで、海や山々によって遠く離れていても、真心はただひとつにして互いに国の発展の為に尽くそう。
※「つくし(筑紫)」=九州の古い呼び方 「みちのおく」=陸奥。東北地方


四、千島の奥も、沖繩も、
八洲(やしま)の内の、護(まも)りなり、
至らん國に、勲(いさお)しく、
努めよ我が背、恙(つつが)無く。

【解説】千島列島の奥も沖縄も、日本の国土の守りだ。学を修め職を得て、どこの地に赴こうとも、日本各地それぞれの地域で、我が友よ、我が夫よ、我が兄弟よ、どうか無事にお元気で、勇気を持って任にあたり、務めを果たしていただきたい。
※「やしま」=八島、八洲。日本の国の古い呼び方 「いたらんくにに」=国の至る所で 「いさおしく」=勇ましく 「せ」=背、夫、兄。兄弟とか友 「つづがなく」=お元気で



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占領下での「蛍の光」の解説

暗くなっても夏は蛍の光、冬は窓の雪明かりで勉強するくらい、一生懸命みんなで勉強していたら、あっという間に卒業のときが来た、今日はいよいよ、みんなとお別れするとき。

地元にとどまる人も、出て行く人も、人それぞれ。今までともに勉強してきた思い出を、みんなで歌おう。

九州、東北、みないろいろなところに、散り散りになるが、みなの心はひとつ、日本をいい国にしていこう。

千島列島から沖縄まで守らなければならない日本国です。もし、日本に対し、不利益を与えようとする国があれば、皆で勇気を出し、解決して行こう。

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無理矢理の解釈だな~

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学校では、習いませんでしたね。
これが、占領下の教育というものなんですね。

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