中国ついに“白旗” VS日欧米「レアアース兵糧戦」で自ら首を絞めた

 2010年9月に尖閣諸島沖縄県石垣市)沖で起きた中国漁船衝突事件とその後の日中摩擦を受け、中国が制裁措置として事実上の対日輸出規制を行ったレアアース(希土類)。ハイブリッド車(HV)のモーターなどハイテク製品に欠かせない素材だが、日本は欧米とも共同歩調を取って追い込んだ結果、不当な措置をとり続けた中国は5月1日に最終的に白旗を掲げた。


■輸出枠に続き輸出税も撤廃
 中国国務院(政府)関税税則委員会はレアアースの輸出税を同日付で撤廃することを決めたからだ。中国は世界最大のレアアース輸出国だが、輸出に15~25%の関税を適用するなど、規制をかけていた。日米欧が共同で提訴した中国を調査した世界貿易機関WTO)が昨年、レアアース輸出規制をルール違反と最終判断。中国は今年1月、すでに輸出枠の撤廃に追い込まれていた。

 中国漁船が日本の海保の船舶に意図的とみられる動きで衝突した事件にもかかわらず、日本側に非があるとして対日感情を急激に悪化させた。最高指導者だったトウ小平氏がかつて「中東に石油あり、中国にレアアースあり」と述べ、外交ツールと位置づけてきたレアアースの禁輸で、制裁に乗り出そうとしたようだ

 世界の需要の90%以上を出荷していた中国は、制裁措置に音を上げた日本の経済界が政界に圧力をかけることをもくろんでいた。同時に欧米市場向けも“売り惜しみ”で輸出を滞らせて値をつり上げるなど、姑息(こそく)ともいえる戦術に出た。

確かに安価な中国産レアアースに頼り切っていた日本の経済界だったが、危機感を募らせた結果、漁船衝突事件をきっかけに対中依存度を引き下げようと日本企業は、レアアースを使わない製品やレアアースのリサイクル技術を続々と開発した。この結果、中国の対日レアアース輸出量は11年に前年比34%減となり、その後も大幅減少が続いている。
日本企業は「やればできる」ことを証明
オーストラリアなどからのレアアース供給も本格化し、中国産の需要は減っている。


2015.5.16 17:10
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こんなことになっていたんだね。

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中国漁船がぶつかってきた映像をyou tubeで公開してくれた人は
日本のために泥をかぶってくれたんだね・・

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もし、あの中国漁船の映像がなく
もし、日本に危機感がなかったら・・

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