沖縄県知事選は下地幹郎の得票数に注目

国民新党幹事長の下地幹郎が、県民投票を公約に掲げて沖縄県知事選挙に出馬するらしい。

県民投票で何を決めるかと言うと、ご多分に漏れず「普天間基地辺野古移設の是非」で、反対派が勝つだろうことを見越し、政府が辺野古移設を撤回しなければ、「日本から独立する賛否を問う県民投票の選択肢がある」のだとか。いや、そんな選択肢無いから(笑)。

沖縄県知事選挙ってほんと簡単。だって、沖縄県は他都道府県が抱える数多の難題とは無縁で、地域の課題は沖縄米軍基地問題しかなくて、基地に賛成か反対か好きな方を選ぶだけで出馬可能で、反対と言えばマスコミやプロ市民が勝手に応援してくれる。

面倒な行政課題は県と市町の職員に丸投げして、「きちはんたーい」と連呼すれば選挙戦を戦えてしまう。それだけでも失笑するのに、ついに「せいふがいうこときかないならどくりつちまちょ-!」なんて言い始める馬鹿まで現れた。底なし?、底なしなの?(笑)。

住民投票は単なる手段だ。何のための手段で、実施後にどうなるのか、そこを明示しなければ無意味だろう。日本から独立する賛否を問う県民投票を実施して、否決された場合に下地はどうするのか、可決されたら下地はどうするのか、先を説明しろと言いたい。

だいたい、日本から独立なんて本気で可能だと思っているのか。沖縄の財政は地方交付税と国庫支出金で6割を占め、依存率は全国平均の1.5倍だ。おかげで地方債は少なめだが、それでも1割を頼っている。お国と借金頼み財政で、しかも負債が7000億円。

日本だから、今の不相応な文明生活を享受できている。独立すれば、収入の7割以上を失い7000億円の借金を背負ってスタートだ。経済や社会保障は即座に崩壊、新規通貨には信用が無いから輸入も止まり、沖縄電力は発電もままならないだろう。

人道支援で日本に泣きつくか、基地問題でゆすり集るか、中国様に編入され属国になるか、生活レベルを戦前まで戻して赤貧生活を楽しむか、no-risuには悲惨な未来しか見えてこないわけだが、下地には何かしらのビジョンがあるのだろうな?(笑)。

独立が否決されたとしても、それならそれでどうするのか。次の一手が準備してあるのか、それとも素直に諦めて基地を受け入れるのか、あるいはこの世に絶望して腹をかっさばくのか、はたまたな~んにも考えていないのか(これが本命)。

下地幹郎は以前からあまり賢そうな人間ではないと思っていたが、まさかここまで超弩級のウルトラ馬鹿だったとはある意味衝撃的だ。しかし、そんな馬鹿でも知事選に出馬出来て、それなりに支持を得てしまう。元より注目の選挙だったが、新たな楽しみが出てきた。

沖縄の有権者のいったい何人が、このウルトラ馬鹿に投票するのか。実に興味深い。



読売:辺野古移設の是非 下地氏「県民投票で」
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140919-OYS1T50013.html?from=sytop_main5
 沖縄県知事選(11月16日投開票)に出馬予定の下地幹郎・元郵政改革相(53)は18日、那覇市内で記者会見し、知事選の公約となる政策を発表した。米軍普天間飛行場宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設について、県民投票で是非を問う考えを改めて強調した。
 県民投票で反対の民意が示された後も政府が移設計画を進める場合、「県民の意思が無視されたら、次は(日本からの)独立の賛否を問う県民投票が選択肢としてある」と述べた。
 知事選には、移設容認の仲井真弘多知事(75)、反対の翁長雄志那覇市長(63)が立候補を表明し、移設先の埋め立て承認の撤回を掲げる喜納昌吉・前参院議員(66)が出馬の意向を示している。

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確かに・・
 
沖縄は、分不相応な文明を享受していると思う。
 
それでも、立地的には防衛の最前線。
 
そんな意識のかけらもない者達が住む最前線。
それでも攻められないのは、米軍基地があるせいか。
 
莫大な地方交付金をもらいながら、それには感謝の一言もなく、
文句の声だけは大きい。
 
これが、沖縄の子供の教育にとって良いはずがない・・と思うのだが。