ヘイトスピーチ規制で墓穴を掘る人々

自民党は8月21日、ヘイトスピーチの規制を検討するプロジェクトチームを発足させた。良いことだ。街頭デモなどで「殺せ!」とか「ゴキブリ!」とか口汚く罵る活動は、明らかに保護されるべき言論・表現の自由から逸脱している。ビシバシ規制すべし。

だが分かっているのだろうか。ヘイトスピーチの規制を求めているのは、プロ市民団体やマスコミや知識人等だが、規制は自分達の首を絞めかねないことを。何故ならば、ヘイトスピーチ在特会など「ナショナリスト」や「ネトウヨ」特有の言動ではないからだ。

例えば、官邸前で集会やデモを繰り返す反原発派や反戦派は、安倍総理に対して聞くに堪えない罵詈雑言を浴びせている。「ファシスト」、「ヒトラー」、「ナチス」、「辞めろ」、「人殺し」、等々。

在日朝鮮人を「ゴキブリ」呼ばわりすることがヘイトスピーチならば、安倍総理を「ヒトラー」呼ばわりすることもヘイトスピーチだろう。考えるまでもなく両方とも憎悪の塊だ。ヘイトスピーチ規制が実施されれば、当然、取り締まり対象にサヨクも含まれるのである。

それだけではない。そもそも、ヘイトスピーチとはヘイト表現の一部に過ぎず、スピーチを規制すれば必然的に表現全体を規制する流れになるはずだ。つまり、新聞や書籍などの文字表現や、映画や演劇などの視覚表現も規制対象に含めるべく議論が起きる。

朝日毎日東京中日北海道等々、サヨクメディアは安倍総理を批判するときにやはり「ナチス」だの「独裁者」だのと表現してきたが、それらは軒並み規制されるだろう。もしも規制法に明記されなくても、必ずやネットで議論になり、やがて社会と政治家を動かす。

今は「ヘイト」と言えば「スピーチ」だが、そのうち「ヘイトニュース」とか「ヘイトコラム」といった言葉が生まれ、マスコミや知識人らも規制・監視対象になっていく。

実際、ヘイトスピーチに「カウンター」で対抗するプロ市民らが、暴行傷害といった犯罪を多発させていることについて、ネットでは「ヘイトクライム憎悪犯罪)」の呼称が生まれ定着した。そして、ヘイトクライムを問題視しない人権派メディアに不満を募らせている。

さらに、ヘイト表現に対する理解が深まれば、やがて「ナチス」や「ヒトラー」などの直接的表現だけでなく、ヘイトが込められている文言全体に厳しい視線が注がれるようになるだろう。

先日、広島で豪雨による土砂崩れが発生し多数の市民が犠牲となった。休養中の安倍総理は急きょ官邸に戻り、一通りの指示を終えて休養先(山梨の別荘)に戻った。荷物を取りに戻ったとされる。(別にそのままゴルフ休養を続けても構わないと思うけどね。)

このことについて、共産党の機関誌「赤旗」は「国民の命よりゴルフ」と安倍総理を批判した。これもヘイト表現だ。「安倍総理は国民の命よりゴルフ遊びを優先する冷血漢」、そう読者に印象づけたい意図は明らかで、ヘイト満載の誹謗中傷以外の何物でも無い。

つまり、明確な根拠も示さず人格を貶める様な報道は全てヘイト報道であろう。そういった報道は、一々ここで紹介するまでもなく溢れかえっている。自主規制する意思ゼロ、倫理観無き報道各社を野放しにしている現状は異常だ。直ちに規制するべきだろう。

現状、ヘイトスピーチ規制推進派がこのことに気がついている気配は感じられない。何せ、自分達が絶対正義と信じて疑わず、違法行為も正当化して恥じない連中だ。在日朝鮮人を守るため、在特会ネトウヨや日本人を締め上げたくてたまらない連中だ。

正義の規制を求める自分達が、まさか規制対象になるとは想像だにしていまい。それでも、自民党がPTを発足したし、今後規制内容の議論が本格化してくれば、誰かが気がつくだろう。そして考える。「このままじゃマズい」、「墓穴を掘る」、と。

no-risuが考えるに、連中が回避する手段は一つしか無い。問題のすり替えだ。ヘイト表現・ヘイトスピーチの問題ではなく、人権問題・外国人差別の問題にすり替える。ヘイトスピーチ規制法ではなく、外国人差別規制法にすり替えるのだ。

このすり替えに成功すれば、規制の目的は「ヘイト表現を取締る」から「日本人から在日朝鮮人を守る」、に限定される。しかも、在日特権問題をわざわざ「外国人差別」と呼称することで、問題を実態より大きく見せることも出来るから一石二鳥だ。

見ているがいい。予想するに、今に人権派マスコミはヘイトスピーチ問題で「外国人差別」のワード使用頻度を上げてくるから。もっとも、この予想はno-risuの買いかぶりで、案外最後まで「ヘイトスピーチ」一色かもしれないけど。まあ、それならそれで問題ない。

ヘイトスピーチ規制法ならば、人権派の仮面を被った売国左翼のクソ共も締め上げられるのだから。

http://norisu415.blog.fc2.com/より


産経:ヘイトスピーチPT設置 自民、対策検討へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140821/stt14082119520010-n1.htm
" 自民党は21日、「ヘイトスピーチ」と呼ばれる人種差別的な街宣活動への対策を検討するプロジェクトチーム(座長・平沢勝栄政調会長代理)を設置した。
 法規制の是非を含めて議論するが、高市早苗政調会長は党本部での会合で「立法措置を前提とせず、議論したい」と述べるにとどめた。"
 安倍晋三首相は7日、東京都の舛添要一知事からヘイトスピーチの規制を要請され、党として対応を検討する考えを示していた。

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成る程~!