猪瀬都知事が辞意 5000万円授受で引責 きょう表明
猪瀬都知事が辞意 5000万円授受で引責 きょう表明
2013年12月19日 07時02分
東京都の猪瀬直樹知事(67)が医療法人「徳洲会」グループから五千万円を受け取った問題で、猪瀬氏は十八日、責任を取って辞職する意向を固めた。十九日に会見を開き、表明する見通し。都議会で十八日、真相究明のため、強い調査権限を持つ百条委員会の設置が決定。猪瀬氏は二〇一四年度の都の予算編成を控え、このまま知事職にとどまれば、五輪準備に支障が出るなど、都政運営が立ちゆかなくなると判断したとみられる。
知事が辞職する場合、議長に辞職願を提出し、議長は受け取ってから五日以内に都選挙管理委員会に通知し、選管は通知を受けてから、五十日以内に選挙を行う。辞職願がスムーズに提出されれば、来年二月上旬の都知事選も予想される。
猪瀬氏は十八日、都庁で石原氏と会談。関係者によると、進退問題について協議し、石原氏が辞職をうながした。
都議会では今月に入り、本会議や総務委員会で、ほぼすべての会派から猪瀬氏の辞職要求や、辞職を促す発言が出ていた。総務委では計約二十時間の集中審議を行ったが、猪瀬氏は「個人的な借金」とのこれまでの説明を繰り返す一方、五千万円の保管や返却をめぐって答弁が変遷。追及する都議会は反発を強めていた。
猪瀬氏は一九四六年、長野県生まれ。信州大を卒業後、八七年に著書「ミカドの肖像」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。小泉純一郎政権下の二〇〇一年、行政改革担当大臣の諮問機関である行政改革断行評議会委員に就任。石原氏に請われて〇七年に副知事に就任し、石原氏が昨年十月に辞職表明したのに伴い、同年十二月に行われた都知事選で、史上最多の四百三十三万票で初当選した。
◆百条委の圧力決め手
「普通なら、百条委員会ができる前に辞めるもんだ」。東京都議会で百条委の設置が決まった十八日午後、自民党都議が冷ややかに言った。うその証言とみなされれば、偽証罪で告発されることになる都議会の「切り札」。追及をかわそうとする猪瀬直樹知事を「予言通り」に追い詰めることになった。
百条委は関係者の出頭や証言、記録の提出を請求できる。理由なくこれを拒んだり、虚偽の証言をした場合には、禁錮刑や罰金刑の対象となる。
五千万円問題をめぐり、釈明が二転三転してきた猪瀬氏。業を煮やした都議会は、この日の議会運営委員会で、与野党が一致して設置を決めた。これを受け、設置を議決する臨時議会を二十日に開催するよう、吉野利明議長が猪瀬氏に請求。年末にもかかわらず、二十四、二十六日に百条委を開く方向で日程調整に入った。
猪瀬氏はこれまで、辞職について「今それについては述べられない」などと否定してきたが、告発や不信任案につながる百条委を避けるには、二十日の臨時議会前の進退判断が必要だった。十九日の辞職表明は、ぎりぎりのタイミングだったといえる。(臼井康兆)
(東京新聞)
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これって
都議会なんて、普段はウソを並べたものだって証明したようなものじゃない。
「偽証罪に問われます」っていう会議じゃないと、偽証しています・・ってことだもんね。
猪瀬さん、裏金を使ったとしても、解散してみればいいのに。
前原さんの外国人からの献金より、よっぽどマシだと思ってしまうのだが・。
なんたって、このマスゴミの繰り返しの報道だから。