首相、日朝首脳会談整えた田中均氏をFBで批判

読売新聞 6月12日(水)20時59分配信

 安倍首相は12日、会員制交流サイト「フェイスブック」で、2002年の日朝首脳会談に際し、北朝鮮と独自交渉を重ねた田中均外務審議官を「彼は交渉記録を一部残していない。外交を語る資格はない」と強く批判した。

 首脳会談後に帰国した拉致被害者5人を北朝鮮に戻さないと決めた際、田中氏が北朝鮮との関係が切れると懸念したとして、「田中氏の判断が通っていたら5人の被害者や子供たちはいまだに北朝鮮に閉じ込められていた。外交官として決定的判断ミス」とも断じた。

 これは、一部報道機関のインタビューで田中氏が、飯島勲内閣官房参与の訪朝を巡り「スタンドプレーとは言わないが、そう見られてはいけない」などと論評したことに反論したもの。
 
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東京国際フォーラムで開かれた日本とASEANとの交流を記念したレセプションでは、拉致議連の顧問を務めている中川昭一経産相(当時)に対して大臣、北朝鮮のような小さな問題ではなく、もっと大きな事に関心をもってくださいよ」と発言し、中川は「北朝鮮による拉致で、子どもや家族が26年間も帰ってこない人たちがいる。それでも小さい問題なのか。 あなたみたいに北朝鮮のスパイみたいなようなことをしていては駄目なのだ」と激怒したと伝えられる(『週刊新潮』2004年1月1・8日合併号)。
 
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いいも悪いも、交渉記録を残していないのは、
残すとマズイことがあったと自白しているようなもんじゃない。