朝日新聞が伝えたいこと

朝日新聞が報道しない事件
 
大阪市生野区無差別通り魔 逮捕の韓国籍男「日本人を殺す」

22日朝、大阪市生野区で60代の男性と女性が相次いで刺され大けがをした事件で、
逮捕された男は、「日本人を殺す」などと供述していることがわかった。
無差別通り魔事件の現場で、容疑者の韓国籍の男(31)に話しかけられたという男性は、
「『日本人か?』と2回聞かれて、刺されそうになったから逃げて」と証言した。

男は、さらなるターゲットを物色していたのか。
22日午前5時15分ごろ、大阪市生野区のマンションで、新聞配達員・川口修一さん(61)が、
見知らぬ男に、いきなり包丁で刺された。
マンションで男に刺された川口さんは、マンションの外に逃げたということだが、
路上にはまだ血痕が残っていた。
そして、逃げる際には、自ら110番通報をして助けを求めたという。

その後、男はおよそ120メートル離れた路上で、ビル清掃業・越智 美智子さん(63)を刃物で刺したところを、
通報を受けた警察官に発見され、殺人未遂の現行犯で逮捕された。目撃者は
「片手に刃物持ってたから、『えっ』と思った矢先、女性に声をかけて、後ろから羽交い締めにして刺した」、
「みんなが馬乗りになって、(男は)手を地面につけられて、すぐにパトカーに乗せられた」などと話した。
 
 
朝日新聞が報道する事件
 
東京や大阪の在日コリアンの多い街で「朝鮮人は出て行け」「殺せ」などと連呼して歩く、
ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる動きが増えている。

 デモに参加するのは、日本のごく一部の人々だ。しかし、その文言をみれば、
大正時代の関東大震災後におきた朝鮮人虐殺の暗黒を思いおこさせる。

 惨事から90年。日本はいま、国際社会の責任ある一員になっている。それなのに、なんとも悲しすぎる現実である。

 たしかに韓国との間には、竹島の領有権問題など懸案が山積みだ。
日本から多くの支援を受けて成長した韓国の企業が、いまや日本企業を追い越し、苦しめている。

 そんな現状へのいらだちが、心ない言葉をうみだすのか。
 けれども、日韓は持ちつ持たれつの大切なお隣さんだし、在日コリアンはともに社会をつくる仲間だ。
 たとえば世界的に売り上げが好調なサムスンスマホは、多くの日本の部品でできている。

ソース 朝日新聞
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_gnavi#Edit1