良心なき無情国家・中国 春節は貧富の格差を映し出す

良心なき無情国家・中国 春節は貧富の格差を映し出す
2013.02.18
 
 旧暦の正月にあたる「春節」前後になると、つくづく中国とは「無情で、とても嫌な国」だと思い知る。花火や爆竹に含まれ、大気汚染につながる微小粒子状物質「PM2・5」をまき散らしたり、隣国の国民の心情などお構いなしに「東京大爆発」などと題した商品を販売したり…。それらに隠れているが、34億人以上が移動する春節の期間には、スリや窃盗といった犯罪が横行する。1年かけて家族のために貯(た)めたお金が被害に遭う出稼ぎ労働者(農民工)も少なくない。今月3日には、中国人の道徳心や良心を疑うような、あまりにひどい事件が起きた…。(木村成宏)

■宙に舞った紙幣を次々と奪う

 事件は上海で起きた。

 地元紙の報道などによると、2年前に故郷に8歳の息子ら家族を残し、出稼ぎに来ていた農民工の男性(30)がバイクで銀行に向かっていた。男性は同じく農民工の父親(83)とともに1年かけてためた生活費1万7600元(約26万3千円)分の札束を持っていた。

 男性は昼は宅配便、夜は食肉加工の仕事をしていた。父親も清掃員として勤務。生活費は2人でやっとの思いで貯めたお金だった。今年の春節は2月10日で9日から15日までが連休。その休みを前に、大事な札束を誤って落としてしまったのだ。

 2、3年分の生活費に相当するという札束はバラバラになって、風に舞い上がり路上に散乱。すると付近からは通行人が次々と集まり、数十秒で札束が奪われたのだ。

 「実家で新年を迎えるためのお金なんです」

 凄(すさ)まじい形相で紙幣を奪う通行人らに、男性はそう言いながら土下座して頼んだ。しかし“盗人”の中には道路の真ん中に車を止め、降りて紙幣を奪う人もいたという。

 結局、拾ってくれたのは3人だけ。返ってきた額もわずか約700元。男性自身が約3千元をかき集め、その後、何人かが警察に届けたものの、約9800元がなくなった。
 
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日本から見ると中国30億人総犯罪者みたいだ・・。
 
しかし、中国人は、落とす方が悪いということになるのだろう。
 
きっと、自分が落とした時も、落とした自分の方が悪くて、
拾ってもって行く人を責められない。
土下座してお願いするしかない国。