のりピーは「非常に危うい」 会見にみた“開き直り”

のりピーは「非常に危うい」 会見にみた“開き直り”
 
  私事だが25日の夜半、浅草・田原町の路上でトラブルに巻き込まれて男に襲われた。決して私からは手を出さなかったが、過剰防衛にならないよう、一緒にいた編集者が私を羽交い締めにしてくれた。すぐ浅草署に被害届を出したが、私は負けない。目が見えにくいため、今回は担当の中本デスクが口述筆記だ。

 さて、のりピーこと酒井法子(41)が芸能界に戻ってきた。覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、3年の執行猶予が解けた翌24日には笑顔で復帰会見をした。足首のタトゥー、すなわち刺青を「あるべきものではない」と消して壇上にあがったが、私に言わせれば「完全に治ってないな…むしろ開き直っている」という印象だ。

 覚醒剤事件の再犯率は4割以上。芸能人では、歌手の田代まさし清水健太郎が、復帰会見と再犯を繰り返している。それほど薬物の依存性は高く、恐ろしいのだ。

 のりピーは言った。

 「私自身、自分の中からそういったものを断つことに関して、苦しんだということはありません。本当にキッパリと断ち切ることができました」

 酷なようだが、起承転結がしっかりとした、のりピーの美辞麗句は田代や健太郎の復帰会見のときと同一だ。当事者意識がうかがえない。田代も健太郎も「チャンスがあれば芸能界でやらせてください」と頭を下げた。

 のりピーは刺青を消した。田代は、「ハゲちゃったんですよ」と薄くなった頭に被った帽子を取ってアピールした。健太郎は、「キレイに見えるけど、これ総入れ歯なんですよ」と、さも歯が薬でボロボロになったような物言いだった。

 消した刺青、ハゲ、総入れ歯…自分の肉体的なハンディをさらすことで、浄化されたと見せかけるステレオタイプの考え方だ。

 私は薬物依存から逃れようと苦しんでは再び手を出す芸能人の姿をずいぶん見てきた。社会復帰してからも、「高須さん、本当は今すぐヤクをやりたくてしょうがないんだよ」と何度も本音を漏らしている。

 のりピーも、「カウンセリングを受けた」と会見で話していたが、残念ながら日本は薬物依存の治療に関しては“後進国”だ。最近になって、米国型の薬物・アルコール・ギャンブル依存症治療施設として社団法人GARDENが奈良県大和高田市に設立された。のりピーも、こうした施設で治療を受けるべきだ。

 誰も言わないから、あえて言う。のりピーは「非常に危うい」。なぜなら、裁判では自らを省みて「一から介護を勉強したい」と話し、裁判官の温情で執行猶予が付いたのに、介護の勉強がいつの間にか芸能界へとすり替わっている!

 本当に立ち直ってもらいたいから、あえて苦言を呈す。(出版プロデューサー)
 
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全く狂っている人としか見えない。
そして、それをバックアップするスポンサーも狂気の沙汰。
 
見るだけで気持ちが悪くなってくる。