我が国に健全な民主主義は未だ存在しません
「日本には、未だ民主主義は存在しない。」
是非とも子供達には、このことを教えなくてはいけない。
そしてテレビはよくよく厳選することだ。
友達を話しを合わせるために見るでも構わない。
ドキュメンタリーを見たいのでも構わない。
その目的を忘れないようにしたい。
今は、情報が溢れかえっているけど、正に玉石混合。
うっかりしていると気づかないうちに洗脳されるだけ。
テレビから情報を得ることの危険さを教えるべきだ。
小さいうちから、テレビから当然のように情報を流し込まれることのないように・・
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3.今の日本は動物農場
ほとんど全てのメディアが、菅新内閣の人事の総評として、「反小沢色が強い」だとか、「サラリーマンの家庭出身」だからとか、「平均年齢が1歳若返った」とか、下らない批評ばかりしており、それが目につきます。
しかし、これらにより、我々に何の恩恵があるのでしょうか。
反小沢色が強かったり、サラリーマンの家庭出身の政治家だったり、平均年齢が1歳若返れば、鳩山内閣が抱えていた問題を解決できるのでしょうか。
反小沢か脱小沢か知りませんが、私には、鳩山由紀夫と小沢一郎という政治家が抜けただけで、何が変わったのか全くわかりません。
先日の記事、「日本の2010年は『1984年』」でも述べたことですが、表紙を変えるというちっぽけなことで内閣支持率や政党支持率が跳ね上がるのですから、日本の有権者は為政者にとっては非常に都合のよい存在だと思います。
私が為政者なら、このような結果は大喜びでしょう。我が国に健全な民主主義は未だ存在しません。
存在するのは、「魂を売り渡したとの疑惑に説明責任を果たそうとしないマスメディア」、それを巧みに利用する政治家、そして、マスメディアに踊らされる有権者という衆愚政治です。
かつて、小泉純一郎氏がヒーロー役を務める「小泉劇場」というものがありましたが、今の政治はさながら、小沢一郎という悪役が務める「小沢劇場」かもしれません。
スーパーマンなどいわゆる正義の味方的なヒーローものに飽きた国民が、ダースベーダーが重要な役割を演じるスターウォーズに熱狂しているといったようなものでしょうか。
もちろん、今我々がマスメディアにより、見させられている政治劇は、スターウォーズシリーズほど洗練されたシナリオに基づくものでは全くありませんが・・・。
古代ローマの詩人、ユウェナリスは、「パンと見世物(サーカス)」という言葉を残しました。
今の日本国民は、小泉劇場への熱狂への反省も無く、小沢劇場という陳腐な見世物に熱狂し、菅民主党政権に疑うことなく、熱狂しているように見えて仕方ありません。
さながら、有権者との関係では、「『子ども手当』と『脱・反小沢』」、テレビ、新聞等の大手マスコミ・評論家との関係では、「『官房機密費からの毒まんじゅう』と『政局』」というところでしょう。
こうした日本の現状を見ていると、イギリスの作家、ジョージ・オーウェルが描いた『動物農場』の世界がダブって仕方ありません。もちろん、この作品はソ連をモチーフにした(共産主義への批判)といわれています。
しかし、今の日本の現状は同じ問題を抱えているのではないでしょうか。
『動物農場』の本質にあるのは、無批判に権力者を信じて、衆愚に陥ることの怖さだと私は思います。そして、問題点をいち早く見抜いていたロバのベンジャミンが黙ってしまったことにも、不幸な結果に拍車をかけたと解釈しています。
今、我々の目の前には、各社が連日報じる緊急世論調査で、一瞬にして、民主党政権の支持率が回復しているという事実が存在します。
しかし、民主党政権がこの数日の間に何をしたでしょうか。
権力者が変わっただけで、普天間の問題を解決したわけでもなければ、企業・団体献金禁止法案を成立させたわけでも、官房機密費の透明化を実現したわけでもありません。
にもかかわらず、権力者の顔が変わっただけで、それを無批判に喜ぶ有権者の姿は、オーウェルの描いた『動物農場』の世界で、無批判に豚のナポレオンを支持した動物たちに見えて仕方ありません。
是非とも子供達には、このことを教えなくてはいけない。
そしてテレビはよくよく厳選することだ。
友達を話しを合わせるために見るでも構わない。
ドキュメンタリーを見たいのでも構わない。
その目的を忘れないようにしたい。
今は、情報が溢れかえっているけど、正に玉石混合。
うっかりしていると気づかないうちに洗脳されるだけ。
テレビから情報を得ることの危険さを教えるべきだ。
小さいうちから、テレビから当然のように情報を流し込まれることのないように・・
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3.今の日本は動物農場
ほとんど全てのメディアが、菅新内閣の人事の総評として、「反小沢色が強い」だとか、「サラリーマンの家庭出身」だからとか、「平均年齢が1歳若返った」とか、下らない批評ばかりしており、それが目につきます。
しかし、これらにより、我々に何の恩恵があるのでしょうか。
反小沢色が強かったり、サラリーマンの家庭出身の政治家だったり、平均年齢が1歳若返れば、鳩山内閣が抱えていた問題を解決できるのでしょうか。
反小沢か脱小沢か知りませんが、私には、鳩山由紀夫と小沢一郎という政治家が抜けただけで、何が変わったのか全くわかりません。
先日の記事、「日本の2010年は『1984年』」でも述べたことですが、表紙を変えるというちっぽけなことで内閣支持率や政党支持率が跳ね上がるのですから、日本の有権者は為政者にとっては非常に都合のよい存在だと思います。
私が為政者なら、このような結果は大喜びでしょう。我が国に健全な民主主義は未だ存在しません。
存在するのは、「魂を売り渡したとの疑惑に説明責任を果たそうとしないマスメディア」、それを巧みに利用する政治家、そして、マスメディアに踊らされる有権者という衆愚政治です。
かつて、小泉純一郎氏がヒーロー役を務める「小泉劇場」というものがありましたが、今の政治はさながら、小沢一郎という悪役が務める「小沢劇場」かもしれません。
スーパーマンなどいわゆる正義の味方的なヒーローものに飽きた国民が、ダースベーダーが重要な役割を演じるスターウォーズに熱狂しているといったようなものでしょうか。
もちろん、今我々がマスメディアにより、見させられている政治劇は、スターウォーズシリーズほど洗練されたシナリオに基づくものでは全くありませんが・・・。
古代ローマの詩人、ユウェナリスは、「パンと見世物(サーカス)」という言葉を残しました。
今の日本国民は、小泉劇場への熱狂への反省も無く、小沢劇場という陳腐な見世物に熱狂し、菅民主党政権に疑うことなく、熱狂しているように見えて仕方ありません。
さながら、有権者との関係では、「『子ども手当』と『脱・反小沢』」、テレビ、新聞等の大手マスコミ・評論家との関係では、「『官房機密費からの毒まんじゅう』と『政局』」というところでしょう。
こうした日本の現状を見ていると、イギリスの作家、ジョージ・オーウェルが描いた『動物農場』の世界がダブって仕方ありません。もちろん、この作品はソ連をモチーフにした(共産主義への批判)といわれています。
しかし、今の日本の現状は同じ問題を抱えているのではないでしょうか。
『動物農場』の本質にあるのは、無批判に権力者を信じて、衆愚に陥ることの怖さだと私は思います。そして、問題点をいち早く見抜いていたロバのベンジャミンが黙ってしまったことにも、不幸な結果に拍車をかけたと解釈しています。
今、我々の目の前には、各社が連日報じる緊急世論調査で、一瞬にして、民主党政権の支持率が回復しているという事実が存在します。
しかし、民主党政権がこの数日の間に何をしたでしょうか。
権力者が変わっただけで、普天間の問題を解決したわけでもなければ、企業・団体献金禁止法案を成立させたわけでも、官房機密費の透明化を実現したわけでもありません。
にもかかわらず、権力者の顔が変わっただけで、それを無批判に喜ぶ有権者の姿は、オーウェルの描いた『動物農場』の世界で、無批判に豚のナポレオンを支持した動物たちに見えて仕方ありません。