日本だけ…突出する負担 「誰もついてこない」温室効果ガス削減目標 (1/4ページ)

そうでしょうね。
自国の経済を打撃するようなことを平気で約束してくるような総理大臣は、日本以外にはいないでしょうね。

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日本だけ…突出する負担 「誰もついてこない」温室効果ガス削減目標 (1/4ページ)
2010.2.27 11:29

このニュースのトピックス:国も後押し 太陽光政策
 【25%の危機】(下)

 「これは一体どういう意味だ。日本は各国に何を求めているのか」

 昨年来、地球温暖化対策の国際交渉の場で、日本政府の担当者らは、温室効果ガスを25%削減する中期目標の前提条件について、度々こう説明を求められた。この前提条件とは「すべての主要国が参加する公平で実効性のある国際的な枠組みの構築と、意欲的な目標による合意」。しかし、「正直、われわれもよく分からない」と答えるしかなかったという。

 ■突出する負担

 ドイツ・ボンの国連気候変動枠組み条約事務局に中期目標を提出する期限が迫った今年1月下旬に、前提条件の修正案が作成された。「各国の疑問に答え、交渉カードにもなりうる目標にしなくてはならない」との考えからだ。

 文案には▽国際機関によるものを含むさまざまな指標を使った客観的な分析に基づき、先進国が同等の約束をすること▽途上国による十分な貢献▽技術に基づく新たな柔軟性メカニズム(先進国と途上国間で排出枠のやり取りができる仕組み)の構築-と記された。

 この案は地球温暖化問題に関する閣僚委員会に提出されたが、「この段階で(文言を)変えて後退したとみられるのは決して得策ではない」(小沢鋭仁環境相)との判断から、前提条件はそのままに中期目標が同月26日付で提出、登録された。