ガンジーが驚く!鳩山教の誕生だ―総理の勘違い施政方針演説

ガンジーが驚く!鳩山教の誕生だ―総理の勘違い施政方針演説
2010年01月31日12時25分 / 提供:土屋正忠のブログにようこそ!

全文一読して新興宗教の誕生かと疑った。誰もが反対出来ない「いのちを守る」をキーワードに甘い言葉のオンパレードだ。

ガンジーの言葉にこだわったのは、昨年11月のオバマ大統領のノーベル平和賞受賞の演説でガンジーキング牧師に言及したことが念頭にあるのだろう。ガンジーは、綿花の糸紡ぎ車一つでインドの大衆を非暴力、そしてイギリスの植民地からインドを独立に導いた指導者だ。生涯清貧のうちに暮らしたのでインド大衆の精神的支柱だった。

鳩山さんは、音羽御殿に住み、母から毎月1,500万円もらって、銀座の吉兆で1人数万円の食事をしているような人だ。ガンジーを持ち出すなんて誠に失礼だ。戯画そのものだ。

しかもオバマ大統領は、ノーベル賞の演説で「ガンジーではヒットラーを止めることは出来ない」と言っている。国家の経営者としてガンジーの非暴力の精神性を評価しながらも否定しているのだ。インド独立の具体的な設計者・建国者はネール首相だ。自己矛盾に満ちた恥ずかしい演説だ。

総理というのは、国家権力の行使を与えられた立場と責任がある。

甘い抽象的な言葉の羅列で責任を果たせると思ったら、とんでもない勘違いだ。