鳩山首相の「私が決める」はどこへ? 最後は小沢氏の了承 (1/2ページ)

鳩山さんは、伝書鳩のようだ。

小学生でも、実権は小沢さんにあることは分かっている。

それを「私が決めます」なんて、言ってるから
国民はイライラするのだ。

首相が、決めるのは当たり前なのに、敢えてそれを言わなければならない伝書鳩
これまでの議論途中で言っていた歴代の首相の同言葉とは意味が違う。

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鳩山首相の「私が決める」はどこへ? 最後は小沢氏の了承 (1/2ページ)
2009.12.22 00:44

官邸で会見した鳩山由紀夫首相=首相官邸、12月21日午後(鈴木健児撮影) 平成22年度の税制大綱のとりまとめにあたって、鳩山由紀夫首相が腐心したのは、小沢一郎幹事長ら党側からの要求を踏まえながら、自身の指導力をいかに発揮するかという一点だった。しかし、首相が下した決断は、ほぼ党側の意向通り。「私が決める」と言い続けた首相だが、結局は小沢氏を中心とする党側の軍門に下った。

 「悩みに悩んだ問題だったことは間違いない。形の上では廃止かもしれないが、現実は存続することになったことは、率直におわびしなければならない」

 鳩山首相は21日夕、焦点だった暫定税率について謝罪の言葉を口にした。首相が就任以来初めてマニフェスト政権公約)放棄を認めた瞬間だった。

 首相が「マニフェストを守るのは国民に対する誓い」と言い切ったのが4日前。マニフェストには「課税の根拠を失った暫定税率を廃止して、税制に対する国民の信頼を回復する」と明記されている。だが、党側から「暫定税率は現在の租税水準を維持する」と、マニフェストに反する要望を突きつけられた。

 悩んだ末の結論は、表向きは現行制度の「廃止」だが、実態は首相が認めるように「存続」。党側から「政府が来年度の新規国債発行の枠を『約44兆円以内』に決めた以上、財源確保のため、党が(マニフェスト違反の)泥をかぶる」(幹部)とまで言われると、首相にはその方針に従うしか選択肢はなかった。

 一方、国民的関心の高い子ども手当支給の所得制限については、マニフェストを死守した。党側も所得制限の限度額については「政府与党で調整し決定する」と、事実上、首相にゲタを預けていた。

 「最終的な結論は私が決めます」