普天間決着、越年へ 「同盟」より政権維持

「私を信じてほしい」と言ったんでしょ?

日本を信じて、と同等ということを認識しているのか?

それを反故にするなんて・・・絶対あり得ない・・


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普天間決着、越年へ 「同盟」より政権維持
12月4日7時57分配信 産経新聞


 米軍普天間飛行場の移設問題の決着が越年する情勢となったのは、鳩山由紀夫首相が日米同盟関係を損なっている普天間問題の早期決着よりも、当面の政権維持を優先したためだ。

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 首相が日米合意を尊重して、沖縄県名護市辺野古への移設という決断を下せば、社民党の連立離脱は確実。民主党会派だけでは参院過半数に達しない現状では、社民党離脱は政権に大打撃となる。また、年内は経済対策や首相の偽装献金疑惑の対応に追われ、普天間問題に取り組む余力がないという事情もあった。

 ◆「3K」の重し

 首相は、11月の日米首脳会談で、オバマ米大統領に早期決着への意欲を示し、「私を信じてほしい」と訴えていた。普天間問題は日本の安全保障上の重大問題であり、日本外交の基軸である日米同盟関係にもかかわる。このため、首相も早期決着には意欲を示している。だが、民主党内には「解決が延びたからといって、すぐに政権が倒れる問題ではない」(民主党議員)という軽い認識がある。むしろ、社民党との連立維持の方が優先課題だというわけだ。

 さらに、政権は普天間問題と並ぶ難題を抱えている。それが、首相の偽装献金疑惑と経済対策だ。この3つは、「基地、経済、献金」のローマ字の頭文字から「3K」とも呼ばれる。

 このうち、経済対策は、景気が二番底になる懸念がささやかれる中、政権の命運を握る最重要課題だ。平成22年度予算編成は年末にかけて本番を迎え、手を抜けない。

 また、首相の資金管理団体の偽装献金問題は政権の致命傷になりかねない大問題だ。今後、元秘書の立件など東京地検特捜部による捜査が進展しそうだ。ここへ来て首相の実母(87)の資金提供に伴う贈与税の脱税の疑いも報じられ、疑惑が拡大すればイメージダウンは確実だ。これらの問題で、首相にとって命綱である内閣支持率がどうなるか、首相官邸与野党も、固唾(かたず)をのんで見守っている。