天皇制粉砕主義の異民族と関係を維持できるのか

かつて望月の権勢を誇った民主解放戦線。無能な指揮官が失策を繰り返して急速に没落し、今や弾薬尽き刀折れ民心離れたが、なおも独善的な祖国解放を夢見て戦うことを止めず、レジスタンスを糾合し、狂信異民族とも同盟を組んだ。

敵は強大だ。政策は城、政策は石垣、政策は堀、民意は味方、左翼は敵なり、全てを満たす自民公国に、無謀な戦いを挑み続ける。「自民公国の暴走を止めよ!」、「民意は我らにあり!」、等と、大本営は崩壊状態の士気の高揚に必死だ。

でも、民主解放戦線には秘密兵器があった。昨夏から極秘に急ピッチで建造を進めていた、巨砲巨艦「民進(みんしん)」が完成したのだ。艦長に岡田、長妻・蓮舫レジスタンス江田を副艦長に、最終決戦軍艦「民進」はついに出航出撃した。

民進」には7門の巨砲が装備されている。「(消費税)凍結砲」、「(反原発)太陽光線砲」、「(公務員)ジェノサイド砲」、等の妄想ロマン砲だ。しかし、砲弾(政策)はこれから作るうえ、いくつかの砲は同時発射すると自爆する欠陥がある。

また、中古部品を多数流用し、かつ全体的に溶接不十分で、さらには副館長に迎えた江田が艦長の座を虎視眈々と狙っている。岡田艦長は「上々」と虚勢を張るが、艦の耐久性は物理的にも人間的にも致命的な不安を抱えている。

オンボロ新造艦「民進」は、参院選後も無事な姿を保っていられるのか。天皇制粉砕主義の異民族と関係を維持できるのか。スワンボートを必死に漕ぎながら、「乗船してやってもいいぞ!」と付きまとう、サンチョとドンキホーテはどうするのか。

不安を挙げればきりが無い。だが彼らは戦わねばならない。何故ならば、彼らは負ければ無職になるからだ。金と権力が欲しくてたまらないからだ。そのための「民進」だ。実態は回天だが希望の船だ。参院夏の陣、野党諸君の健闘を祈る(棒)。

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