シリアで拘束されている安田純平氏の動画が公開されても救出待望論が盛り上がらない理由

シリアに入国後、行方不明になっていたフリージャーナリストの安田純平氏の動画が公開されましたが、
救出待望論は以前ほど必要性を感じていません。 

安田氏を拘束していると見られるヌスラ戦線の目的は身代金と言われており、
安田氏のメッセージは解放を求めていると受け止められていますが、政府に対して安田氏の救出を求める積極的な声はあまり聞かれません。


これまでも、二人のジャーナリストが無防備にも戦闘地に行き、
捕らわれて、日本の税金を狙われてました。

日本政府が、渡航をしないように呼びかけていた経緯もあります。

さらに、安田氏が過去にもイラクで拘束された経験があります。 
安田氏は2003年にイラクで軍や警察に数回拘束されたことがある他、2004年にも武装勢力に拘束された経験があるため、 先に日本人が殺害されたばかりの危険な地域を訪れた安田氏に同情の余地はないと考える人が多いのも当然でしょう。

そしてもう一つは2015年に安田氏がTwitterでこんなことを語っていたことも影響しているようです。

4月には危険地域に足を踏み入れようとする国民のパスポートを取り上げようとした日本政府に対して
「自己責任なのだから口や手をだすな、と徹底批判しないといかん」。


また6月には現地からの退避を勧告する日本を「世界でもまれにみるチキン国家だわ」。


これほどの悪態をつくことは、まるで保育園落ちたことで日本死ねと言ったのと同様、
想像を絶するような他人に対する攻撃性を感じる。

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