【長谷川豊】各党の支持率を下落率で見てみると……

 9月19日、20日に実施された共同通信世論調査が発表されました。安倍政権の支持率は、前回調査から4.3%減の38.9%、不支持率は50.2%で、3.8%増。

 安保法案賛成34.1%、反対53%。国会で審議が尽くされたと思うは14.1%、尽くされたとは思わないが79%。法案について、十分に説明していると思うは13%、十分に説明しているとは思わないが81.6%。

 政党支持率は、

 自民党32.8%(2.2%減)、民主党9.5%(1%減)、維新の党2.8%(1.9%減)、公明党3.8%(1.3%増)、共産党3.9%(1.1%減)、社民党1.5%(0.6%増)、生活の党0.5%(変化なし)

 これらの調査結果から、私は別のブログでも「サヨクマスコミの偏向報道の完全敗北」と書きましたが、こちらでも同じ分析をしたいと思います。

 まず、内閣支持率。不支持率5割。支持率4割であれば、全く問題ない範囲です。あれだけサヨクマスコミが一方的に騒いだにもかかわらず、支持率4割近くあるのであれば、むしろ相当高い数字と分析してよさそうです

 安保法案。国民の3人に1人が賛成しているとは驚きです。ちゃんと、メディアの偏向報道に流されずに、自分で勉強している国民がこれだけ多いのであれば、それはとてもポジティブなニュースです。この数字は、朝日の調査でも同じだったことから、間違いない数字でしょう。半数は反対。3人に1人は賛成。妥当なところでしょう。

 問題は政党支持率

 野党はこれをどうとらえるのか?

 自民が2.2%減? 違いますね。それは見方が違う。自民党支持率はもともと35%あったわけです。そこから2.2%減った。つまり、およそ6%のダウンです。100人の自民党支持者がいたとして、6人は離れたってことです。

 では民主はどうなのか?

 もともと、民主党の支持率は10.5%だったわけです。それが1%減。つまり9%の下落です。もともと100人いた民主党支持者が、9人離れたのです。共産党にいたっては、もともと5%あった支持率から1.1%減。22%の減少です。これは大ダメージです。

 あのデモ、あの牛タン戦術。くだらない国会軽視の姿勢が、全く支持されていないことが浮き彫りになった調査です。これらの調査から、自民党よりも、はるかに野党の面々のダメージが大きかったことが分かります。国民は見ているのです。しょうもないことをやっていても、所詮アピールでしかないことを。

 まぁ、一番きついのは、橋下徹氏に見放された維新の党ですけどね。もともと4.7%の支持率から1.9%減。およそ4割減。次の選挙、どうするつもりでしょうね。

 長谷川豊(Hasegawa Yutaka)
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