言葉狩りで貴重な時間を浪費する野党

磯崎首相補佐官が、7月26日に大分県の講演で「法的安定性は関係無い」と発言した。甚だどうでもいい発言だが、野党は発言を切り取り曲解する言葉狩りで問題化させ、8月3日には参考人招致を実現し、さらに更迭と任命責任を求めて攻勢を続ける構えだ。

つくづく愚かしい。まず、「法的安定性は関係無い」と述べた発言の解釈が歪められている。野党やメディアは、「安保法案が違憲だろうと関係無い」といった暴言であるかの様に解釈している。しかし、発言の全文を読めば、その様な意味ではないことが分かる。

磯崎氏は、「国防に必要な措置が憲法違反のはずがなく、自衛権は必要最小限度とする従前の憲法解釈も変更していない」との趣旨で、安保法案は法的に何も問題ないのだから、「(そもそも議論する必要性は無いから)関係無い」と述べたのだ。

「法的に問題があって関係無い」ではなく、「法的に問題無いから議論とは関係無い」という意味だった。その上で、「考えないといけないのは、わが国を守るために必要な措置かどうか」、つまり安保法案の中身についての本質的議論を求めていた。

あからさまな言葉狩りである。8月4日、アカ狩りされるべき朝日新聞も社説で言葉狩りに勤しんだ。

曰く、「憲法軽視、法的安定性軽視の姿勢」

曰く、「集団的自衛権を『行使できない』から『行使できる』に百八十度転換した」

曰く、「法案が法的安定性を欠くのは明らか」

曰く、「責めは、首相自身と、公明党を含む政権全体が負うべきものだ。礒崎氏の招致で済む話ではない」

集団的自衛権自衛権の延長線上にあり、これを「百八十度転換した」とは言わない。「法案が法的安定性を欠くのは明らか」は一方的な決めつけ磯崎氏の発言への批判は解釈改変された言いがかり、首相らに責められるべき瑕疵も存在しない。

野党やメディアの横暴は許し難いが、彼らは分かっているのだろうか。安保法案が衆院通過した現在、言葉狩りで政権攻撃している間にも、限られた審議時間は浪費されていくことを。終盤に質問時間が足りないことに気づいても手遅れだぞ?。

どうせ、その時になって「質疑が尽くされていない!」等と批判するのだろうが、その期に及んで抵抗は無意味だ。歴史的に重要な法案の審議にあって、野党やメディアに法案審議能力も意思も無く、政局闘争でゴリ押すとはあまりにも情けない。

何が任命責任か。任命責任を問うのなら、無能な野党議員を選挙で任命した国民及び、煽動したマスゴミの責任こそ問われるべきだろう
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こうやって、ねじまげて、野党やマスゴミがやりたいことは

日本を憲法9条で縛り付けておくこと。

カルタゴの再現ね。

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