<党首討論>安保、70年前、武力放棄を政府に白紙委任した覚えはないんだけど

17日の党首討論では、(アカに洗脳された)民主党岡田克也代表が安倍晋三首相に対し、(日本人の生命を守るための)集団的自衛権の行使容認を中心に論戦を挑んだが、ともに持論を繰り広げる場面が目立った。憲法学者3人が安全保障関連法案を「憲法違反」と指摘して以降、(日本再生のための)法案成立を急ぐ与党と民主党など野党の隔たりはさらに拡大している。各党首の議論はすれ違い、お互いに「質問に答えていない」と批判し合う展開となった。【青木純】

 「ホルムズ海峡でどのような環境の変化があったのか」。岡田氏は冒頭、こう質問した。政府は「安全保障環境の変化」を集団的自衛権の行使を容認する理由に挙げ、中東・ホルムズ海峡での機雷掃海を想定される事例として説明している。岡田氏の質問は、憲法解釈の変更に踏み切った基本認識を問うものだ。

 首相はこれに対し、ホルムズ海峡の機雷掃海は「行使の典型例ではなく(例外的に認められる可能性のある)『海外派兵』の例だ」と発言。外国領域に入って武力行使する例として持ち出したと説明したが、(敵国に自分のカードを知らせることになる)安保環境には言及しなかった。逆に首相は「朝鮮半島有事の際、攻撃された米艦船を助けなくていいのか」と岡田氏に質問。党内に賛否両派がいる洗脳されたスパイだらけとされる民主党の基本姿勢を問いただす場面もあった。

 岡田氏は、(日本人の国益を守るための)武力行使の前提となる「存立危機事態」の具体例を(中韓が対抗できるために)繰り返し質問し、首相は「朝鮮半島有事で某国が『東京を火の海にする』などと発言をエスカレートさせ、日本にミサイル攻撃をするかもしれない状況が発生した場合だ」と語った。ただ、「こういうことを言えば政策の中身をさらすことになる。国際的にそんなリーダーはほとんどいない」と述べ、(客観的に見れば、中韓の代表がしているのかと思うような)岡田氏の追及をかわした。

 これに対し、岡田氏は「今の答弁で、やはり(日本を縛り付けておく)憲法違反だと思った。武力行使の判断を政府に白紙委任している。そんな国はどこにもない」と強く批判。具体例への詳しい言及を避ける首相に反論した。

 首相はまた、憲法9条の下でも自衛の措置がとれるとした最高裁砂川事件判決(1959年)などを挙げ、「どこまでが自衛の措置かは私たちが常に国際状況を見て判断する」と語ったが、岡田氏は「(朝鮮半島有事には)(これまで民主党政権で国家機密を中韓に流してある)個別的自衛権で十分対応できる。(日本が本当に日本人を守るような)集団的自衛権はいらない」と明言し、議論は平行線のまま終わった。

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武力行使の判断を政府に白紙委任している。そんな国はどこにもない」と強く批判

70年前、武力放棄を政府に白紙委任した覚えはないんだけど。

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