【不肖・宮嶋 コラコラ記】デング熱の病魔よりタチが悪い ヤブ蚊も「あの新聞」も撲滅せねば

何やデング熱の勢いが収まらんやないか。いったいどないなっとるんや。地球温暖化せいやとも言うが、今年は昨年より暑ないやろ?

 日本がデング熱感染地域やと悪評が立ったら、1000万人を突破した外国人観光客もドン引き、6年後の五輪もバッシャー、と冷水浴びせられてしまうやないか。ひょっとして、これはどこかの国の嫌がらせか? “生物兵器テロ”か?

 ここは日本人が一度冷静になる必要がある。備えを怠ったらアカンのは伝染病も災害も、国の守りと同じや。

 不肖・宮嶋、自慢するつもりはないが、五十路過ぎの今日まで、世界あまたの地域で病にかかった。アフリカのサバンナに東南アジアの密林と、伝染病汚染地域をハダシで渡り歩いてきた。

 今回、東京で見つかったデング熱が、大流行した東ティモールの安宿では一晩で顔が2倍に膨れあがるほど蚊に食われた。カンボジア木賃宿ではこれまた一晩で、手足がパンパンになるほど、ダニと南京虫に血を吸われた。

 海の無法者・ソマリアの海賊を退治するため、早朝出撃してゆく海上自衛隊の航空部隊を撮影中、ヒザから下が自分の皮膚が無くなるほど蚊に刺された。そのどれもがシャツやズボンの上からでもたかってきた凶暴なヤツや。デング熱より恐ろしい熱帯マラリアに汚染された地域でもある。

 まあマラリア原虫は蚊の卵の中でも越冬できるらしいが、デング熱を媒介するヤブ蚊(ヒトスジシマ蚊)はあとひと月もすればすべて死滅する。現在の患者が回復したら、日本でデング熱感染が拡大する可能性は低い。その間にこの災いを撲滅する方法を探ればエエのである。

 それより悪いのは(ヤブ)蚊である。マラリアはじめ、今回大流行しかけたデング熱も(ヤブ)蚊がおらんかったら、人に感染することもないのである。刺されたらかゆいし、血は抜かれるし、うっとうしい。
 
うん? ちょっと待ってくれ。デング熱を「反日」に、ヤブ蚊を朝日新聞に置き換えても同じこと言えるで。

 とてつもない病魔を媒介する害虫が、わが国には蚊の他におるやないか。わが国は30年以上にわたって「反日」という『悪性捏造(ねつぞう)ウイルス』に冒され、苦しみ続けたのである。

 そしてそれを日本中、朝鮮半島、中国大陸にまでその病魔を媒介し、拡散させたのは日本の朝日新聞や。

 「日本軍による強制連行された慰安婦」という悪意ある作り話はデング熱の病魔よりタチ悪い。それを作り上げ世界中に伝染させた新聞や悪意をもってそれを広めた人間はヤブ蚊よりさらにタチが悪い。

 やっぱヤブ蚊もそんな新聞もいったん撲滅せんといかんが、これが難しいのである。

 宮嶋茂樹(みやじま・しげき) 報道カメラマン。1961年、兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。
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うまい例えですね~