「STAP細胞」報道 「美人だから信じる」とは… 淡々と検証を

「美人」と言わせ笑いとる
 さてSTAP細胞問題は今後、どう展開していくのだろうか。現段階で、さまざまな仮説を立てても意味がない。小保方氏は「200回作製に成功した」と言っているのだから、小保方氏自らが、その成功したやり方を検証者たちに伝授し、理研だけでなく文部科学省も総力を挙げて検証を行えば、半年もたたずに真偽が判明する。
 これだけ世界中で有名になれば、作製方法の特許が誰かに奪われるという心配もないので、その公開をもったいぶる必要はまったくない。
 理研は、検証の経過を適宜公開し、メディアも淡々と報道すればよい。理研や小保方氏、論文の共著者たちが個別に記者会見を開き、そこに300人もの記者が集まり、テレビが実況中継し、その信用性を論じる報道は異常だ。ましてや街中でインタビューをして、「小保方さんは美人だから、その発表を信じる!」と言わせて、笑いをとるといった報道は愚劣でしかない。
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科学であるなら、抗議の文書ではなく、科学的な証拠を。