尖閣沖、中国公船管轄権行使 vs 那国島、陸上自衛隊の沿岸監視部隊に怒号

 沖縄県与那国島で19日、陸上自衛隊の沿岸監視部隊配備に伴う造成工事の起工式があり、小野寺五典防衛相が出席した。配備に反対する住民らの抗議で、小野寺氏の会場入りが阻まれ、式典も遅れた。

 与那国島沖縄本島から南西へ約500キロ、台湾までは約110キロにある国境の島で、尖閣諸島からも約150キロ。計画では、約150億円をかけて約26ヘクタールにレーダー施設などを建設する。部隊は150人規模で2015年度末に配備される予定だ。

 人口約1500人の島は、誘致の賛成派と反対派に二分されている。
 
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第11管区海上保安本部(那覇市)によると、19日午後4時8分頃、沖縄県石垣市尖閣諸島大正島沖の日本の排他的経済水域EEZ)内で、中国海警局の公船1隻が中国籍漁船1隻に横付けし、乗組員5人が約1時間半にわたって乗り込んだ。

 海上保安庁の巡視船が「漁業に関する管轄権行使は認められない」と無線で警告したが、公船は応答しなかったという。
この公船は18日夜に尖閣諸島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)内を航行していた3隻のうちの1隻で、3隻は19日午後4時頃、同水域を出た。3隻は同日午後7時現在、中国籍漁船を囲んで中国の方向に航行している。
 
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与那国島は、中国が攻めてきても、自衛隊に守ってもらわなくていいって?