年収400万円の4人家族で年7万円の負担 苦しいやりくり 「黒字は確保…」

苦しいやりくり かさむ支出「もう限界…」
「無駄がないよう」
「暮らしが良くなったとは思えない」。賃上げなどを狙った安倍政権の経済政策(アベノミクス)が
進められているとはいえ、消費税率引き上げと直面する家庭の台所事情は厳しいまま。
増税後の負担感は予想以上に大きい」との声が聞こえてくる。

「今の暮らしでもぎりぎり」。そう話すのは大分市内の会社員Aさん(35)。専業主婦の妻(33)と
小学2年生の長女(8)、次女(3)の4人で暮らす。年収440万円ほどのサラリーマン世帯だ。
月々の収入は30万円弱。社会保険料老後のための貯蓄などを除いた手取りは20万円を割る。
「それぞれの支出額をあらかじめ決め、無駄がないようにしてきたつもり」とやりくりを説明した。

支出の項目を見ると、食費3万円、光熱費2万円、電話やパソコンなどの通信費1万3千円…。
家計管理に詳しい専門家も「理想的な支出構成」と評価する節約ぶりだ。支出の中で最大の
住宅ローン5万円を払い続けながらも、毎月1万5千円前後の「黒字」を確保。目いっぱい
切り詰めて生んだ成果でもある。「だがそれも、急な出費に備えた『予備費』の性格が強い。
あっという間になくなってしまう」

年間7万円の負担
消費税引き上げ後について、大銀経済経営研究所は「税率3%のアップは全体的な物価を2%
程度押し上げる」と説明。「みずほ総合研究所」(東京都)の試算によれば、消費税負担額は
年収400万円の4人家族(夫婦・子ども2人)で年間7万4704円増えるという。

「子どもが成長するにつれ教育費もかさんでいくし、やりくりもそろそろ限界にきている」と、
Aさんは先々への不安を口にした。

春闘に期待がかかった賃金アップ。勤め先の会社ではわずかな積み増しがあったが、思うような
昇給ではなかった。「大きな痛みの方が先に来る」と嘆く。

「なぜ、このタイミングで消費税を引き上げるのかしら…」。妻は困惑した表情で家計簿を見つめた。
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2014_139597189024.html
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きちんと貯蓄を確保してるのに
黒字が予備費って意味がわからん
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