名護市に週内協議打診 政府 辺野古移設作業を加速

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設をめぐり、政府が名護市との協議開始を週内にも市側に打診することが26日、分かった。辺野古での代替施設建設に向けた調査や設計を4月以降に予定し、作業を加速させるための措置。名護市の稲嶺進市長は辺野古移設を前提とした手続きは拒否する構えをみせており、協議入りは難航する見通しだが、政府として丁寧に地元の理解を得る努力を続ける。

 辺野古に代替施設を建設するにあたり、市長の権限に関係する項目は大別すると5項目ある。許可や承認が必要なのは燃料タンク設置と水道整備。協議が必要な事項は漁港埋め立てと河川切り替えで、ほかに埋蔵文化財調査は市教育委員会が実施する形式を取る。

 稲嶺氏は市長権限で移設を阻止できると主張しており、現時点で許可や協議を稲嶺氏に拒否されることは織り込み済みだ。それでも協議を打診するのは、仮に拒否されて漁港の埋め立てなどが困難になっても、早期に埋め立て以外の方策に切り替えれば支障は小さいと判断しているためだ。

 稲嶺氏の市長権限による妨害行為を効果的に抑止できるよう、5項目について協議入りや許可を求める順番と時期も精査する作業に入った。

 政府は並行し、沖縄の基地負担軽減策の検討も急ピッチで進める。

 防衛省は22日、武田良太副大臣をトップに「沖縄基地負担軽減推進委員会」を新たに設置。委員会の下には、普天間飛行場の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの訓練の県外移転を検討するチームと、牧港補給地区(同県浦添市)の7年以内の全面返還に向け米側と調整するチームを置いた。

 防衛省は6日に官房長をトップとする沖縄対策チームを立ち上げたが、稲嶺氏の再選を受け、より全省的な態勢で負担軽減に取り組む必要があるとしてチーム構成を格上げした。

 2チームの検討課題は沖縄県仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事の要請事項。検討を加速することで、2月県議会で辺野古の埋め立て承認を野党から追及される仲井真氏を側面支援する狙いもある。
 
**************************************************************
移設しなくてもいいんじゃない?
無駄な税金も兆単位で浮くし、何か事故があれば「政府は努力したが辺野古人たちは許さなかった」で済むしね。

そもそも何もない土地に基地を建設しその恩恵を受けようと住民が住んで町が発展していった。その危険なリスクも承知の上だろ?
 
-------------------------------------------------------------
 
これは、鋭い・・。
 
 
 
それにしても
ずっと、普天間移設を叫んでいた人達。
どこへ行ったのでしょう・・