「日本は国家ではない」という発言

  平成7年、当時、中国の首相だった李鵬氏の発言をご存じだろうか。
  オーストラリアを訪問し、ハワード首相と会談した折、「中国はこれから、日本がお手本になるのでは」とのハワード首相の言葉に、李鵬首相は即座にこう答えた。
  「日本は国家じゃない。20年後には消えてなくなっているだろう」
  この発言は李鵬首相の思いつきなどではない。私は華僑のある有力者から、中国のCIAとも呼ばれている社会科学院の綿密な調査に基づいた発言ではないか、という話を聞かされた。
  事実、李鵬首相の予言が決して絵空事でなかったことは、現在の日本の衰退が示している。
  日本は国家ではない――この李鵬発言は私には十分に納得がいく。私から見ても、日本は外見上、国の体裁を整えているが、独立国とはとても言いがたいからだ。
  国家の大原則は、一に国土を守る、二に国民の生命を守る、三に国民の財産を守る。私はこれに加えて、伝統と文化を守ってこそ、独立国だとはじめて言えると考えている。
  ところが、近年の日本の政治家はこの四大原則をことごとく守ってこなかった。
 
 

ひとくちコメント ―― 数少ない憂国の士のひとりであった著者・前野氏は既に鬼籍に入ってしまわれ、このような主張をするオピニオンリーダーはこの国からいなくなりつつあります。また、NHKや朝日新聞を初めとする主要マスコミには、既に中国や韓国あるいは北朝鮮を日本以上に大切に思う勢力の息がかかってしまっていますので、もはやどうすることもできません。
  もしいま日本の首相が「韓国は(あるいは中国は)国家じゃない」といった発言をしたらどういうことが起こるかは容易に想像できます。猛烈な抗議を受けて、日本は平謝りをさせられることになるのは間違いないでしょう。もはやマスコミだけでなく、有力な政治家といえども、命を賭けることなしにはこの現実を覆すことができないほどに、外国の勢力によってがんじがらめにされてしまっているということです。このまま行けばこの国は、領土はもちろん、国民の財産も、そして国民の命さえも守ることができなくなるのは目に見えています。中国の李鵬元首相が予言したとおり、もはやわが日本は「国家」ではなくなっているのです。
  この悲しい現実を直視したうえで、これから起こることに対しての心の準備はしておきたいと思います。残念ながら、マスコミに洗脳されてしまっている日本人の多くは、このような問題には全く無関心で、テレビのスポーツ番組や娯楽番組、はたまた計画的に作られた韓流ブームに踊らされている有様です。まさに「銃口に首を突っ込んで(いるのに気づかず)笑い転げている状態」と言うべきでしょう。「国を滅ぼすにはその国の国民を劣化させればよい」という世界支配層の謀略が見事に実を結びつつあるのを感じます。(なわ・ふみひと)
 
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確かに・・。
日本は、世界に誇る伝統工芸を伝えていく方法をなくしているし
農業・酪農にしても、後継者に悩む。
少子化のせいじゃない。
少子化は結果であろう。
 
日本の伝統を伝えていく方法が閉ざされて、なぜ命が伝えられるであろうか。
 
 
 
 
 
日本は敗戦国であることさえ、目隠しされてしまったのだから。
でも、実はずっと敗戦国。
生き残ったのは、チキンな子孫。
自虐的にもなろう。
 
それでも、おかしいと気づく若者は生まれてくる。
きっと、それがネトウヨと呼ばれている人達なのかもしれない。