韓国「日本は千年経っても加害者」

韓国初の女性大統領に就任した朴槿恵(パク・クネ)氏は先月25日、ソウルの国会議事堂前広場で開かれた就任式で、「第2の漢江の奇跡を成し遂げる」と語り、経済成長による雇用創出などに全力を尽くす考えを強調した。

 彼女が言う「漢江の奇跡」は、かつて父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領政権下で達成した驚異的な経済成長だが、発展したのは(まさに漢江のある)ソウル近郊だけだった。私のイメージでは、韓国全土への均衡のある経済発展ではなかった。就任式では韓国全土を対象とした、より適切な表現を選んだ方がよかったのではないかと思う。父親のことをひたすら表に出さないで選挙戦を戦ってきた人だけに、少し奇異な感じがした。

 また、彼女の語る政策によって、韓国経済が大きく発展するとは私には思えない。少数の財閥だけが繁栄して日本のように中小企業が育っていない脆弱な産業基盤をどう強化するのか、アメリカのようにソフト産業をどのように育てるのか分かっているのだろうか、と思わざるを得ない演説であった。

 一方、日本との関係については微妙な言い方をしていた。日本の植民地支配に抵抗した「3・1独立運動」の記念式典での演説では、「加害者と被害者という歴史的立場は1000年の歴史が流れても変えることはできない」と述べたのだ。

 たとえば、ドイツとフランスは加害者と被害者の立場が何回も入れ替わり、フランス北東部のドイツ国境に近いアルザス・ロレーヌ地方は、あるときはフランスの領土になり、あるときはドイツになった。しかし、1000年経っても謝罪しなければいけない、なんてことは言い合わないし、現実にはEUという共同体の中で、今ではわだかまりを感じさせない友好国となっている。

 日本を1000年にもわたって“加害者”と呼ぶこと自体、常軌を逸した表現であるし、それを等閑視している日本政府の態度にも問題がある。

 この脈絡で考えたら、メキシコは米国に対し、「カリフォルニアやテキサスを奪いやがって、このヤロー」と、いつまでも怒り続けなければならない

 日韓の間では、第2次世界大戦時とその前の植民地時代の問題についてはすでに日韓基本条約でカタがついている。李承晩時代にラチがあかなかった日韓の戦後交渉を進展させ、1965年に最終的合意に達したのは、まさに新大統領の父親・朴正煕その人である

 ということで、今回の朴大統領の演説の中で、私が「なるほど。この人がトップなら大丈夫だ」と思わせるところは1つもなかった。少なくとも日韓関係に関してはこの際、自分の父親の苦労の軌跡と功績をつぶさに調べてみたらどうだろう。

 日韓関係ではこんなこともあった。先月26日、韓国の大田地裁が、長崎県対馬市の寺から盗まれて韓国に運び込まれた仏像の返還差し止め判断を下した。

 仏像はおよそ700年前の仏教弾圧時に朝鮮半島から日本に持ち込まれたとされるが、韓国ではこれを日本による略奪としている。日本が盗んだというのなら、だれが犯人だというのか。

 70年前の戦争中や、その前の統治時代に持ってきたものならいざ知らず、700年も前の伝来品まで所有権を主張するというのは、とんでもない言いがかりだ。最近の韓国の日本に対する反応は、あまりにも子供じみていると思う。
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まるで「骨の髄までしゃぶってやる」宣言・・・
 
賠償を受けておきながら、ぜったいに許しはしない・・ってことだね。
 
いや・・
絶対に許しはしないのであれば、賠償を受けるべきではないよね。
 
もし、第三者の国であったとしても、こんな国とはおつき合いしたくないであろう・・。
 
可哀想なのは、韓国民。
いくら洗脳されているといっても、100%ではないであろう。
真実を知る韓国民もいるであろうに・・