生活保護続けたい、240万円の車も欲しい…知人を使用者に

生活保護続けたい、車も欲しい…知人を使用者に

 北海道函館西署は12日、車の購入後に生活保護の受給を続けるため車を虚偽登録したとして、函館市弁天町、自動車販売会社員斎藤恵司(55)と同市船見町、無職 渡部 ( わたべ ) 秀樹(56)の両容疑者を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。
 発表では、両容疑者は2010年9月17日、国土交通省函館運輸支局で、生活保護を受けていた渡部容疑者が約240万円で(マイカーを)購入し、使う予定の乗用車について、渡部容疑者の知人の60歳代男性を使用者として虚偽登録した疑い
 調べに対し、両容疑者は容疑を認め、渡部容疑者は「親類から集めた金で車を買ったが、生活保護を受け続けたかった」、斎藤容疑者は「(渡部容疑者に)頼まれてやった」と話している。生活保護法では、車を所有する人は原則として生活保護を受けられない函館市は今年1月30日、生活保護を不正受給したとして、渡部容疑者を詐欺の疑いで函館西署に刑事告訴している。
(2013年2月13日09時23分  読売新聞)