安倍、石破氏が暗闘=「また、お友達内閣」と不満も-閣僚人事

安倍、石破氏が暗闘=「また、お友達内閣」と不満も-閣僚人事〔深層探訪〕

時事通信 2012年12月29日(土)8時30分配信
 第2次安倍内閣の閣僚人事で、安倍晋三首相は「人物重視、実力重視の人事をした」と強調した。派閥の推薦を受け付けず、一部で調整は難航したが、最後は首相自身が決断。ただ、人事をめぐっては、水面下で首相と自民党石破茂幹事長との激しい綱引きもあった。最後は石破氏が引き下がったが、石破氏を支持する議員はほとんど入閣せず、「石破外し」との不満もくすぶっている。
 「6年前、私は今よりも若く、志を同じくする人々を集めようと肩に力が入り過ぎて批判を受けた。今回は意見が一致する人ばかりでなく、幅広く参加していただいた」。首相は26日の就任記者会見でこう語り、第1次安倍内閣と今回の人事の違いを強調した。
 首相は、政権の最優先課題である円高・デフレ脱却に向け、盟友の麻生太郎元首相を副総理兼財務・金融担当相に、自らに近い甘利明政調会長を経済再生相にそれぞれ据えた。内閣の要である官房長官には「懐刀」の菅義偉前幹事長代行を起用し、政権中枢を固めた。
 その上で、首相は党内バランスにも一定の配慮を示し、麻生氏のほか、派閥領袖(りょうしゅう)の岸田文雄氏を外相、石原伸晃氏を環境相に起用して閣内に取り込み、旧古賀派から分裂した議員グループのまとめ役である自民党谷垣禎一前総裁も法相とし、内閣に重みを付けた。
 これに対し、不満を隠さないのが石破氏の支持グループだ。石破氏は自身に近い山口俊一首相補佐官について、総務相起用を念頭に入閣を首相に求めたが、受け入れられなかった。党三役人事でも「小池百合子政調会長」を推したが、これも首相側近に阻まれた。
 結局、石破氏に近いのは額賀派田村憲久厚生労働相1人にとどまり、石破氏周辺は「お友達と右寄りばかりで、石破系は冷遇された」と、唇をかんでいる。
 
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いつか見た風景。
3年ぶりにみる自民党政権におけるマスコミの立ち位置。
 
政権交代する前なら、この報道を信じていただろう。
 
もう騙されない。
ずっと変わらないマスゴミのスタンス。よく分かった。
 
決して、日本のために報道するものでもなく、事実を中立で報道するものでもないことを。