反日の中韓で称賛の声 山中教授ノーベル賞「うらやましい!!」

反日中韓で称賛の声 山中教授ノーベル賞「うらやましい!!」
2012.10.09
 山中伸弥京都大教授のノーベル医学・生理学賞受賞発表に対し、尖閣竹島問題で反日感情が高まった中国や韓国でも称賛する声が目立った。ノーベル賞受賞者が少ない両国には、“ノーベル賞コンプレックス”があるとされ、インターネット上には「うらやましい」との書き込みも見られた。

 中国共産党機関紙、人民日報のニュースサイト「人民網」は8日夕、日本のニュースを転電する形で「山中教授の発明は再生医療に新たな道を切り開いた」などと速報した。

 その他、目立った論評などは見られなかったが、短文投稿サイト「微(ウェイ)博(ボ)」上には、「敬服する」と称賛する声や「日本人に強い敵意があるが、彼らの科学研究のレベルには高い敬意を表す」といった書き込みがあった。

 韓国のニュース専門YTNテレビは、ネットでも速報するとともに「人工多能性幹細胞(iPS細胞)は受精卵を使わず、倫理的な問題からも自由だ」と意義を強調。聯合ニュースは、山中氏が日本人で19人目の受賞で、西洋人以外の受賞者がほとんどいない医学・生理学賞でも1987年の利根川進氏に続いて2人目になったことにも触れた。

 韓国では、平和賞以外でノーベル賞受賞がなく、「いつ科学分野で受賞できるか」に強い関心が集まる。ブログに「ノーベル賞の季節です。また日本人がノーベル賞を取りましたね。ああ、うらやましい!!」と書き込む人もいた。(桜井紀雄)
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ノーベル賞受賞には、反日さえも賞賛。