日本を守るのに右も左もないさんのサイトより
http://www.sa-yu.net/blog/2012/10/002388.html#more
<転載開始>
市場の縮小によって、追い詰められた金貸しと私権エリートの暴走は'00年以降止まる所を知らない。彼らがやっていることは、とことん大衆から搾り取って自分たちの権力の延命を図ることばかりである。消費税増税も、TPPも、何もかもそうである。
そして、国民から収奪し抑圧する法律を、金貸しのために次々と作り出しているのが国会と民主主義である。

金貸し支配に都合よく作り上げられたのが近代市場社会であり、それは民主主義や経済学・近代科学という近代観念による騙しやマスコミによる共認支配によって成り立っている。
つまり、洗脳によって成り立っているが近代市場社会であると云える。

最近まで誰一人として市場社会の騙しに気づかなかったが、'00年以降露骨になった金貸しと私権エリートの暴走によって、市場社会や近代観念全体が騙しであることが明らかになってきた。
そして、いよいよ大衆の間には、脱洗脳という意識潮流が顕在化してきたようである。

グローバル経済に飲み込まれた日本では、日本企業がすでに日本人を雇わなくなり、給料を下げ、正社員を切り捨てる動きを加速している。
今後、あなたの給料は上がるのではない。下がるのである。劇的に下がる方向に日本は転がり落ちている。
そして、政府は今後あなたから27万以上の金を強引にむしり取る。「むしり取るかもしれない」ではない。
これから政府は、27万円以上をあなたから確実にむしり取ることを決めた。
「消費増税」という名のもとでそれは行われる。
さらに弱り目に祟り目だが、東京電力は2012年9月から電気料金を約8.46%値上げした。
勝手に安全だと決めつけて原子力発電を作りまくり、爆発したら放射性物質をまき散らし、そのあげくに電気料を値上げして、他の誰でもない「あなた」から金をむしり取っていくことに決めた。
原発事故のツケは電力会社ではなく、あなたが支払う。


私たちは、いいように騙され続けてきた
消費増税も電気料も払いたくなければ払わないで済むというものではない。どうあがいても確実にあなたの稼ぎから奪い取るシステムである。
ところで、27万円という数字はどこから出てきているのか。
消費増税で、年収300万円の人は27万円が政府にむしり取られるというのは、民間の誰か知らないアナリストが言っているのではない。
政府が自分で言っている。具体的に言えば、内閣官房社会保障改革担当室が、消費増税が決まってから、試算をまとめてこっそりと発表したものだ。
これを日刊ゲンダイが報じているのだが、このように書かれていた。
「300万円世帯で27万3000円増、500万円世帯で33万8000円増。一気に生活が苦しくなるが、フザけているのは、法案の審議中は一切、こうした数字を封印してきたことである」
国民は消費増税が可決されるとは聞いていなかった。消費増税民主党マニフェストにはまったく何も書かれていなかったからである。
マニフェストに書かれていることはまったく何も実現せず、マニフェストに書かれていないことを勝手に決めた。
今、政治を執り行っている野田政権そして、それを支える民主党がやっているのは、まさにそういうことだ。
本来ならば暴動が起きて首相官邸が焼け落ちている事態になっていないとおかしいが、日本はそうなっていない。
なぜか。日本人は暴動を起こす前に自殺しているからだ。年間の自殺者はバブルが崩壊してから毎年約3万人を超えており、そのほとんどは経済苦の自殺である。
 
 
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チベット焼身自殺は痛ましい・・・
日本はもっと痛ましいのかもしれない。
自殺者が3万人。三分の一が経済苦だとしても1万人。
しかし、チベットのように抗議の意味をもって報道はされない。
すべては自己責任。
いつから、国民の自己責任という言葉が力を持つのと平行して、権力者の責任が問われなくなったのであろうか。
国民が切腹して、大将が責任を逃れる時代劇など喜劇か悲劇か・・・