打ち上げ花火、観客席近くに落下爆発…中国製

打ち上げ花火、観客席近くに落下爆発…2人けが

 21日午後8時20分頃、北海道日高町富岡の 沙流 ( さる ) 川河川敷で開かれていた花火大会で、花火1発が不発のまま観客席付近に落下して爆発した。
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 観客席にいた同町の男性会社員(26)と同町の団体職員女性(18)の2人が腕や腰にやけどする軽傷を負った。
 北海道警門別署によると、花火大会は事故の10分ほど前に始まり、花火は観客席から約80メートル離れた沙流川の対岸から打ち上げられていた。主催する実行委員会は事故後、花火大会を打ち切った。
 同署は業務上過失傷害容疑事件の可能性もあるとみて、花火を打ち上げた状況などを調べている。
 実行委によると、河川敷や近くの公園では当時、市民ら約2500人が花火を見物していた。直径6~12センチの花火など約1000発を20~30分間で打ち上げる予定だった。花火の打ち上げを委託されていた札幌市内の業者によると、観客席近くで爆発した花火は直径約7センチの中国製だったという。
(2012年7月21日23時51分  読売新聞)