世界権力者人物図鑑より転載
世界権力者人物図鑑より転載
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ロバート・ゼーリックは竹中平蔵を操ったひとりでもある。
ブッシュ前政権では国務副長官だった。
に引っかかって、国務副長官を辞めた。 ところがその後、
不思議な事に世界銀行の総裁になった。ゼーリックもまた、
『皇帝・デイヴィッド』 の直臣のひとりだからだ。
麻生政権で財務・金融大臣だった中川昭一を失脚させたのは
ゼーリックである。 中川大臣は「ローマG7」での゛朦朧会見゛の前日、
ドミニク・ストロストカーン専務理事と調印式を行なった。
これにアメリカは怒った。
すでに自分たちアメリカの金だと思っている、日本の外貨準備高
資金として日本が分け与えてしまったからである。
ヨーロッパ人であるIMFのストロストカーンのほうは「今どき、こんな寛大な
国は日本しかいない」 と泣くようにして喜んだ。
ゼーリックも、表面上は日本のこの決断に「歓迎の意」を表した。
しかし腹の底は怒りで煮えくり返っていた。
ゼーリックが 「もう我慢ならない。中川昭一を失脚させろ」 と、
手下の日本財務官僚たちに命令を下した。
彼を日本国財務大臣から引き摺り下ろすことを謀った。
中川氏は2009年10月3日に死去した。
* 中川財務・金融大臣の左に座っている篠原尚之財務官がゼーリック
の命令で動いた。直接手を下したのは財務省国際局長だった玉木林太郎
であり、この官僚と「特別に親しい関係」にある読売新聞経済部の越前谷知子
記者である。 ワインに薬物を盛られてのフラフラ会見 (2009年2月14日) で
中川氏が失脚した後、日本は米国債買い (年間で21兆円) を再開した。
* ゼーリックは中川氏に怒り心頭だった。 愛国者の中川氏は
と堂々とアメリカを批判した。
゛酩酊会見゛で中川氏の左側に座っていた篠原尚之財務官はその後、
IMF副専務理事に出世した。あまりにも露骨な功労人事である。
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以上転載終わり