野田佳彦首相は１０日、政府・民主三役会議で環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉参加問題をめぐる政府の方針決定を１１日に先送りすることを明らかにした。交渉に参加する意向に変わりはないが、民主党内の反対・慎重論に配慮した。これを受け、１０日に予定していた首相をトップとする「包括的経済連携に関する閣僚委員会」と、首相の記者会見も１１日に延期した。
首相はＴＰＰ交渉参加について「皆さんが国のことを思い、議論したことをしっかり自分自身で受け止めたい。１日ゆっくり考えさせてほしい」と述べた。
藤村修官房長官は１０日の政府・民主三役会議後の記者会見で「首相の方針に変化はないと思う」と述べた。
首相は１０日に交渉参加を表明し、１２日からのアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議で、オバマ米大統領らＴＰＰ関係国首脳に交渉参加を伝える意向だった。しかし、９日のＴＰＰをめぐる民主党のプロジェクトチーム総会ではＡＰＥＣでの表明は時期尚早だとの意見が続出。政府への提言も「慎重に判断する」ことを求める内容に修正された。
１１日は衆参両院予算委員会終了後、政府・民主三役会議、閣僚委員会を開き、首相が会見する段取りだ。藤村氏は１０日の会見で、民主党の提言決定が８日から９日にずれ込んだことも決定先送りに影響したとの見方を示した。
首相はＴＰＰ交渉参加について「皆さんが国のことを思い、議論したことをしっかり自分自身で受け止めたい。１日ゆっくり考えさせてほしい」と述べた。
藤村修官房長官は１０日の政府・民主三役会議後の記者会見で「首相の方針に変化はないと思う」と述べた。
首相は１０日に交渉参加を表明し、１２日からのアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議で、オバマ米大統領らＴＰＰ関係国首脳に交渉参加を伝える意向だった。しかし、９日のＴＰＰをめぐる民主党のプロジェクトチーム総会ではＡＰＥＣでの表明は時期尚早だとの意見が続出。政府への提言も「慎重に判断する」ことを求める内容に修正された。
１１日は衆参両院予算委員会終了後、政府・民主三役会議、閣僚委員会を開き、首相が会見する段取りだ。藤村氏は１０日の会見で、民主党の提言決定が８日から９日にずれ込んだことも決定先送りに影響したとの見方を示した。
